アートコラム

ヨーロッパのストリートアート~その1~

2020/08/03

コロナウイルスは私たちの生活に当たり前に存在するようになりました。
これまでマスクをしないと言われていた欧米人までもがマスクをするようになり、ロンドンでは公共交通機関の利用者にマスク着用が義務付けられました。
そこでバンクシーがまたやってくれました。
7月14日、清掃員の格好をしたバンクシーと仲間たちがロンドンの地下鉄に乗り込み、車内のあちこちにネズミのステンシルアートを施して、マスク着用を訴えたのです。
もちろん、その模様はビデオカメラで撮影されて、動画はバンクシーのインスタグラムに投稿されました。
この落書きは、バンクシーの新作だと明らかにされる前に清掃員によって消去されてしまいましたが、落書きに対する非難の声が少ないことからも、イギリスではストリートアートの認知度が高いことがわかります。
今回はヨーロッパ各国のストリートアーティストをご紹介します。

 

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イギリスのベン・アイン

バンクシーがあまりにも有名になってしまったために、他のストリートアーティストが霞んでしまいがちなイギリスですが、そのほかにも良い作家がたくさんいます。
たとえば、2019年10月に来日して、西武渋谷店の壁面などで大々的に個展を開催したディーフェイス(D*Face)。
あるいは山高帽にストライプスーツ姿のイギリス人紳士のキャラクターを描くニック・ウォーカー。
なかでも一押しは、2010年にイギリスのキャメロン首相が、アメリカのオバマ大統領へのプレゼントにその作品を選んだというベン・アインです。
ベン・アインがストリートのシャッターや壁に描くのは、カラフルな数字やアルファベットなどのレタリング。もちろん、並べられたアルファベットには意味があって「LOVE(愛)」や「REVOLUTION(革命)」などの端的で力強いメッセージを発しています。
ちなみに、オバマ大統領に贈られたのは、「Twenty First Century City(21世紀の都市)」の文字列でした。
ベン・アインは1970年生まれで、作品が売れる前はシルクスクリーンの工房で働いていました。当時は、バンクシー作品のプリントなども手掛けたことがあったそうです。
当初はアングラな表現活動を行っていたベン・アインでしたが、バンクシーなどの影響などを受けて、ポップでキャッチーな現在の作風を確立しました。
2011年のサンフランシスコでの個展では、開催前に作品が完売するほどの人気を誇るなど、いま売れているストリートアーティストの一人です。

 

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フランスのインベーダー

ドーバー海峡を隔ててイギリスの隣国となるフランスも、ストリートアートが盛んです。
フランスのストリートアーティストといえば、インベーダーをおいて他にいません。
初期のファミリーコンピュータのような、数の少ないドットで絵を描くピクセルアートがネットで人気ですが、インベーダーはピクセルアートをリアルなタイルで表現しました。
名前からもわかるように、コンピューターゲームの走りであるスペースインベーダーに多大なインスピレーションを得ているインベーダーは、世界中のストリートのあちこちにモザイクタイルで作ったインベーダーをこっそりと貼りつけています。
近年はその名声がすっかり高まり、街に残された作品が持ち去られるなどの被害にあっているインベーダーですが、タイルの代わりにルービックキューブを用いてダ・ヴィンチのモナリザを描くなど、その創作意欲はまだまだ衰えていません。
ちなみに、街の公共物に落書きするのも犯罪ですが、それを勝手に持ち去るのも犯罪です。東京の街中でインベーダーの作品を見つけても、勝手に剥がさないようにしましょう。
フランスでは、バタクラン劇場の非常口にバンクシーが描いた絵を、扉ごと切断して持ち去った窃盗団が2020年6月に逮捕されています。

 

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ベルギーのROA(ロア)

フランスの隣国ベルギーには、巨大な動物の絵を建物の壁などに描いていくROA(ロア)がいます。
ROAの絵は、警官の目を盗んでこっそりと描くストリートアートというにはあまりにも手間と時間がかかっているので、描く前に壁のオーナーからきちんと許可を得ているそうです。
その意味では、違法行為が嫌いな真面目な人でも安心して楽しめるストリートアートといえます。
1976年生まれのROAはベルギーのゲントという小さな街の出身で、絵を描くことと同じくらい、パブリック・エネミーやビースティ・ボーイズといったヒップホップミュージシャンやグラフィティカルチャーにも興味を持ち、ストリートアーティストとなります。
しっかりとしたデッサン力を持つROAのストリートアートは、ベルギーにとどまらず、イギリス、アメリカ、フランス、スペイン、南アフリカなどの都市でも見ることができます。

書籍『Roa Codex』Lanoo Booksより

 

イタリアのBLU(ブルー)

イタリアはボローニャ出身のストリートアーティストBLU(ブルー)は、漫画のような幻想的でちょっと気持ち悪い絵が特徴です。
BLUはストリートアートの王道とも言える反権威的、反体制的なアーティストです。
BLUは、アーティストとしての活動が認められて、アメリカのロサンゼルス現代美術館(Museum of Contemporary Art, Los Angeles、MOCA)の外壁一面にミューラル(壁画)を描くよう依頼されたことがあったのですが、1ドル札で覆われた棺桶をずらりと並べたというその絵は、石油利権のために中東で戦争を続けるアメリカを風刺したものと受け取られて、政治的にまずいと判断されたために、仕上がる前に消されてしまったそうです。
BLUの絵にはどこか見る人を逆なでするようなところがありますが、アートとして見ると、その才能は圧倒的です。
ユーチューブには、BLUがストリートの壁面に絵を描いて、それを消して新たな絵を描いて、の繰り返しで撮影した、ストップモーションアニメが投稿されています。
この動画は非常に話題となり、これまでに1200万回以上も再生されました。アート動画としてはたいへん珍しいことです。

MUTO a wall-painted animation by BLU

 

 


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