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芸術はよくわからない、アートは難しいなどと思っていませんか?

絵画の価格はどうやって決まるのか、画商の視点でわかりやすく解説。 読後はアートを身近に感じて美術館に行ってみたくなるはずです。

「値段」で読み解く 魅惑のフランス近代絵画 単行本:302ページ 出版社:幻冬舎 著者:髙橋芳郎 価格:1,400円(税別) 全国有名書店、amazonでもご購入いただけます amazonページはこちら >>

新聞、雑誌でも紹介されています!

「サンデー毎日」

本とのふとした出会いで幼いころの自分を思い出す 幼いころ、絵画鑑賞が趣味だった母に連れられて、よく展覧会を訪れた。・・・

「週刊文春」

銀座で二十六年、近代絵画の作品を扱ってきた画廊オーナーが、「値段」を切り口に絵画の見方を提案。作品の価格は画家の人生の起伏をも表す。

「月間アートコレクターズ」

世に美術市場を扱った書は数あるが、印象的なタイトルと装丁家として日本を代表する鈴木成一の手になる雰囲気ある装丁の本書は、翠波画廊を構える髙橋氏の書き下ろし。・・・

「北日本新聞」

セザンヌ、モネ、ルノワールやゴッホ、ピカソ、シャガールら近代美術の巨匠たちの絵の値段について考えたことはあるだろうか。・・・

著者、翠波画廊代表 髙橋より、内容紹介

プロローグ

1892年にゴーギャンが描いた「いつ結婚するの」(縦100×横77cm)は、2015年2月10日、絵画としては史上最高額の3億ドル(当時の為替レート換算で約355億円)で落札され世間の注目を集めました。 しかし、近年ではピカソ、セザンヌ、モディリアーニなどの絵画もそれぞれ200億円以上の価格で売買されています。それら4人はいずれも19世紀から20世紀にかけてフランスのパリを拠点として活躍した画家です。 また上記の画家以外にも世界中で愛されているフランスの印象派の画家、モネやルノワールもオークションでの高額落札の常連です。

では、彼らの絵にはなぜこのような高額の値段が付くのでしょうか

美術品として世に流通する絵画には金融資産としての価値(資産的価値)が付加されます。しかし、それを可能にするためには人々を魅了し感動させるという芸術本来の価値としての芸術性(芸術的価値)がなくてはなりません。魅力ある芸術性を備えた絵画には人気が殺到し価格が高騰していきます。そして、資産的価値が高まれば高まるほどに経済的成功を手にした人は名声や名誉の証として美術品を購入し所有することで、社会的承認欲求(社会的承認価値)を満たそうとします。 そのような循環のなかで優れた芸術性の伴う絵画は価格が高騰していきます。

なぜ、フランス近代絵画がこれほど世界中の人々を魅了するのでしょうか

印象派から始まるフランス近代絵画以前の絵描きは、芸術家というよりも職人(アルティザン)というべき存在でした。「芸術家」と「職人」との違いは「制作目的」です。 芸術家は内なる欲求に突き動かされて表現をしますが、職人は他者からの注文を受けて制作します。 今の私たちがイメージする芸術家としての画家が誕生したのが、19世紀の終わりの印象派が生まれた時代です。 初めて誕生した芸術家としての画家は、己の心の赴くままに表現をし、それまでどこにも無かった新たな価値を作り出したのです。フランス近代絵画から始まる芸術家によって作られた美術史は、現代におけるモダンアートの源流であるがゆえに創造性、独創性に満ちていて魅力的なのです。 印象派からエコール・ド・パリの画家11人の現在までのオークションレコード(オークションで取引された最高価格)の作品を紹介しつつ、その画家にまつわるエピソードを交え画家の魅力を紐解いていきます。

芸術を含む文化の源流は遊びです。だからこそ芸術は楽しいのです

どんな動物にも恐怖や畏怖という感情があるのでしょう、しかしそれが解消し安堵した時、人間だけが笑うことで喜びを表現します。その喜びの感情表現の延長線上に、歌ったり踊ったり、さらに、何もない壁に絵を描いたりする遊びが発展して文化が生まれたのだと考えます。 私は、芸術は大人の最も高尚な遊びだと考えています。そして遊びは人生に欠かせません。 なぜならば遊びは人生に活力と夢を与えてくれて、心と人生を豊かにしてくれるからです。

良いコレクションをして、美術品購入で失敗しないためにも

私は、美術品コレクションを見れば、持ち主の人柄が分かると思っています。 学術的に評価の高い作品ばかりを収集されている方の場合には、その方の美術史に対する造詣の深さやこだわりに感心します。一方、どのような経緯で購入に至ったのかわかりませんが、名前こそ有名な画家の作品なのに格安の二級品ばかり集められている方もいます。そのような場合には、作家の名前と価格は分かるけれど、作品の価値までは見抜けなかったのかなと残念に感じることもあります。

目次

プロローグ:知られざる「絵画ビジネス」の世界 1.「絵画の値段」はどうやって決まるのか? 意外な絵に高値がつく? 絵画ビジネスの不思議 / 絵画の値段はどうやって決まるのか? / 絵画の価値は価格だけではない / 絵画の所有は社会的なステータスになる / 絵画を買うのはどんな人たちなのか? / 絵画は本物を持つことに価値がある 2.オークションで数百億円の高値がつく「フランス近代絵画」の魅力 近代フランスにおいて「芸術家」という概念が誕生した / さまざまな「主義」が生まれ、芸術は絶頂期を迎えた / 世代で見る「フランス近代絵画」の流れ / 絵画の「値段」を見れば、起伏に富んだ「画家たちの人生」が読み解ける 3.モネ 4.ルノワール 5.セザンヌ 6.ゴーギャン 7.ゴッホ 8.マティス 9.ピカソ 10.ユトリロ 11.モディリアーニ 12.藤田嗣治 13.シャガール 14.「本物の一枚」を手に入れた者だけが知る、プライスレスな価値 近代美術から現代美術へ / フランス近代絵画を扱う画商として / 絵を通して、思いは次世代へ受け継がれる / 絵はお金で買えるが、お金では買えない絵もある エピローグ:悠久の芸術を守り継ぐ「画商」の使命

著者紹介 髙橋芳郎

株式会社ブリュッケ代表取締役。愛媛県出身。美術大学で彫刻を専攻する過程で、人々の生活に溶け込む平面表現の魅力に目覚め、絵画の世界へ転向。卒業後、都内の画廊での修業を経て、1990年に独立。東京・銀座に、故郷の秀峰の名を冠した「翠波画廊」をオープンさせる。以降29年の長きにわたり、ピカソ、マティス、藤田嗣治、ユトリロ、ローランサン等、絵画愛好家なら誰もが知っている巨匠の作品を数多く扱う。特に20世紀初頭に活躍したフランス近代の画家に造詣が深い。

装丁

装丁は、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」にも出演されるほどの日本を代表する装丁家、鈴木成一が手がけました。 鈴木成一さんは、誰もが知っている「ブリジット・ジョーンズの日記」や「金持ち父さん、貧乏父さん」、直木賞作家東野圭吾や宮部みゆき、恩田陸といった人気作家の装丁を数多く手がけ、その装丁を見れば、分かる人にはこの人が手がけたものだと分かるほど、センス、こだわり、質の高さに定評があります。 仕事の依頼は山ほど来るのですが、ご本人が内容を読んで気に入ったものしか仕事を受けません。私の書いたものを気に入ってくれ、ご自身がデザインを手掛けてくれたので、今回の本はとてもきれいでおしゃれに出来上がっています。

お読みいただいた方からの感想

ただいま感想募集中です。お寄せいただきましたら、こちらに掲載いたします。 東京都H様より 「値段をキーワードに絵画史を解説する刺激的な試みで大変興味深く拝読しました。」 福岡県Y様より 「著書、読ませていただきました。大変興味深かったです。」 北海道M様より 「私のような素人でも大変わかりやすく、また興味深く拝読させていただきました。 正直面白く読ませていただきました。特に、通常の絵画本と異なり、絵画売買の裏側、どのようにしてその作品の値段が決まるのかなど大変勉強になりました。」 千葉県S様より 「絵画の価格の話も大変興味深かったのですが、同じ時代に生きている画家同士の接点や、その年齢差も書かれていることで、20世紀初頭の画家なのに、ぐっと近い存在に感じられる人間ドラマが面白かったです。」 東京都O様より 「わかりやすい説明で、また髙橋さんの西洋絵画愛が感じられる内容で思わず一気読みしてしまいました。 作家たちの人間性や波乱万丈な人生も知らない事が多くて勉強になりました。」 大阪府Y様より 「私のような素人にもとても読み易く、またわかりやすい文章で流れるように読み進んでおります。 扉の部分の様子がとってもオシャレで素敵です。気分もとっても晴れやかになりました。ゆっくり読んでまいります」
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~ 本文より ~ 私は、現代のビジネス環境を突破する鍵がアートにあると考えています。 産業革命以降、ほぼすべての生産財はコモディティ化による価格の下落に苦しんでいます。自転車や自動車といった機械はもちろん、電話や電卓やコンピュータといった電子機器、洋服や靴や眼鏡といった日用品に至るまで、すべての商品はその価値を下げています。 しかし、一部のアート作品だけはいつまでも価格が下がらず、その価格の高さが逆に価値を高めています。このようなアート作品の特質をビジネスに活かすことはできないかが、本書を書く最初の動機になりました。 (『アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」』より一部抜粋) 詳しくはこちら >>

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