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あなたの好きな画家も映画になっている?
~ゴッホ、ゴーギャン、エゴン・シーレなど

 

多くの画家が伝記映画の主人公になっています。
7月の記事「画家の人生は映画の題材にうってつけか?」では、翠波画廊の書籍『「値段」で読み解く 魅惑のフランス近代絵画』でとりあげた11人の画家を中心に、過去の映画をご紹介しました。

今回は、2017年から2018年にかけて日本で新たに公開となった画家の映画をご紹介します。

 

まず、2017年1月28日に日本で劇場公開された映画『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮』です。こちらは伝記映画ではなく、史料を駆使してダ・ヴィンチの人物像に迫るドキュメンタリー作品です。
ちなみにダ・ヴィンチの伝記映画については、レオナルド・ディカプリオ主演で製作される予定です。なんとディカプリオの名前レオナルドの由来は、レオナルド・ダ・ヴィンチにあるそうで、完成が楽しみです。
といっても、映画というものはしばしば製作中止になるので、実現するかどうかはまだわかりません。以前にアル・パチーノ主演でマティスの伝記映画を作るという話がありましたが、その後、音沙汰がなくなっています。

 

同じく、2017年1月28日に日本で劇場公開されたのが『エゴン・シーレ 死と乙女』です。エゴン・シーレはエコール・ド・パリと同時代にオーストリアで活躍した画家で、クリムトの弟子として知られています。シーレは28歳で夭折したことと、その作風が尖っていたこともあり、悲劇の天才画家として人気があります。その生涯は、1980年にも『エゴン・シーレ/愛欲と陶酔の日々』というタイトルで映画化されました。

 

ちなみに、愛人と私生児の数が多かったことで知られる師匠のクリムトも、2006年の映画『クリムト』でその人生が描かれています。クリムトについては、2015年の映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』が、伝記映画ではありませんが、その作品を題材にしています。クリムトに興味がなくても面白く観られるのでおすすめです。

 

続いて、2017年9月2日に日本で劇場公開されたのが、画家セザンヌと作家ゾラの友情を描いた映画『セザンヌと過ごした時間』です。セザンヌとゾラは少年時代からの親友でしたが、ゾラが有名になっていく一方で、セザンヌはなかなか芽が出ず、とある事件をきっかけに友情が決裂してしまいます。

▲『ゴッホ 最期の手紙』チラシより

 

そして、2017年11月3日に日本で劇場公開された映画が『ゴッホ 最期の手紙』です。この映画は、まず実写で俳優に演技させた後に、それをすべてゴッホ風の油絵でアニメーション化したことで話題になりました。制作には世界中から応募のあった画家5000人から125人が選ばれ、合計で6万2450枚の油絵が描かれたそうです。12月現在もまだ劇場公開中なので、興味のある方は足を運んでみてください。

 

次に、2017年12月16日に日本で劇場公開されるのが映画『謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス』です。15世紀オランダの画家ボスは、現存する絵画がおよそ30点、史料も少なく、その生涯が謎に包まれています。本作品はフィクションではなく、ボスがどのような画家であったかを解き明かすドキュメンタリーとのことです。

それから、2018年1月27に日本での劇場公開が予定されているのが映画『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』です。ゴーギャンは映画化ではゴッホと並ぶ人気画家で、日本公開映画を数えただけでも3本目になります。脱サラして画家への転身、ゴッホとの同居生活、南国タヒチでの幼妻との生活、薬物摂取と自殺未遂など波乱万丈の人生なので、どこをどのように切り取るかが映画製作者の腕の見せ所でしょう。

 

さらに、2018年3月3日からは、映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』の劇場公開が予定されています。モード・ルイスは20世紀のカナダの画家です。家が貧しく、正式な美術教育を受けたことはありませんが、独学でポストカードなどを描きはじめ、その絵が人気を博して国民的な画家になります。日本ではこれから有名になる画家だと思います。

▲熊谷守一「干し大根」

 

最後に、日本の画家・熊谷守一を描いた映画『モリのいる場所』が、2018年5月に劇場公開予定となっています。1880年生まれの熊谷守一は、76歳のときに脳卒中で倒れて以降20年間、家から一歩も出ずに絵を描き、小さな庭を愛でて飄々と暮らしたそうです。映画は伝記ではなく、そんな熊谷の晩年の一日をフィクション仕立てで描いたものです。

 

実は今年2017年は、97歳で亡くなった熊谷守一の没後40周年に当たります。そこで2017年12月1日から2018年3月21日まで、東京国立近代美術館で「熊谷守一展」が開かれています。独特の魅力があるので、まだ熊谷守一を知らない方は、是非ご覧になってください。富裕層の生まれなのに貧乏生活を送り、「画壇の仙人」と呼ばれた熊谷守一の作品は、翠波画廊でも取り扱っています。

 

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