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世界一有名な絵画はこれだ!
誰でも自由に使える名画の秘密とは?

世界一の有名絵画とは何でしょうか。
この質問に答えるのは簡単ではありません。
みんなが知っている名画はたくさんありますが、いろいろな意見があるので「一番」を決めるのは難しいです。
そこで今回は、ほとんどの人が「一番」と認める絵の候補を5点選びました。
次の5作品は、誰もがどこかで一度は見たことがあるような有名絵画です。
なぜかといえば、いずれも著作権保護期間が過ぎているので、パブリックドメイン(公共財産)としてアパレルやステーショナリーへの二次使用が盛んに行われているからです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ《モナ・リザ》

レオナルド・ダ・ヴィンチ《モナ・リザ》

最初に紹介するのは、やはり《モナ・リザ》でしょう。
5点の中で最も古い作品ですし、現在にまでつながる西洋美術史の始まりを開いたルネサンスの記念碑的作品でもあるからです。
2023年現在、世界一高く売買された絵画は同じくダ・ヴィンチの描いた《救世主》で約508億円ですが、もし《モナ・リザ》が市場に出てきたとしたら、その記録は簡単に更新されるだろうと言われています。

ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》

ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》

《真珠の耳飾りの少女》は《モナ・リザ》ほどの名声を得ているとは言えませんが、どこかで目にする機会はとても多いです。
作者のフェルメールは死後に忘れられた画家となり、その作品も30数点しか残っていませんが、再発見されてからは大人気となりました。
《真珠の耳飾りの少女》も1881年のオークションでは作者不詳とされて約1万円で落札されたのですが、落札後にクリーニングしたところ左上にフェルメールのサインがあることがわかって、のちに美術館に寄贈されることになりました。
日本ではフェルメール人気が高く、数少ない作品のうち《聖プラクセディス》は2014年のクリスティーズ・オークションで日本人が11億円で落札し、国立西洋美術館に寄託されて常設展示となっています。
《聖プラクセディス》の所有者は「くふうカンパニー」とクレジットされていて、取締役会長の穐田誉輝(あきたよしてる)氏の意向と目されています。穐田氏はカカクコムやクックパッドの社長を歴任してきたプロの投資家です。

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エドワルド・ムンク《叫び》

エドワルド・ムンク《叫び》

ムンクの《叫び》は、ある意味では《モナ・リザ》よりも有名かもしれません。
なぜかといえば、古典的なリアリズムから脱した近代絵画であるために、ピカソのように奇妙な味わいがあって、いじられることが多いからです。
≪叫び≫というタイトルは、描かれた人物が叫んでいるからだと誤解されることが多いのですが、実際は得体のしれない叫び声を聴いて耳を塞いでいる場面だとムンク自身が記しています。ムンクは幻覚や幻聴に悩まされていたのです。
ところで、この《叫び》には5つのバージョンがあることをご存じでしょうか。
ここに掲載したのはオスロ国立美術館所蔵の油彩画ですが、そのほかにテンペラ画が1枚、パステル画が2枚、リトグラフが1枚残されています。
当時から人気が高かったために、何度も描かれたのだと考えられています。

フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》

フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》

ゴッホもたいへん人気のある画家ですが、生前にはたった1枚しか絵が売れなかった悲劇の人物として知られています。
世界的に見ると有名なのは《星月夜》のほうかもしれませんが、日本では《ひまわり》が特に人気があります。
なぜかといえば、この花瓶に生けられた《ひまわり》の7つのバージョンのうち2つが日本にあるからです。
ここに掲載したSOMPO美術館所蔵の《ひまわり》は、1987年に当時の美術品オークション高額記録を大幅に更新する約58億円で落札されたことで有名です。
新聞の一面トップを飾るニュースとなり日本人の記憶に焼き付きました。
もう1つは戦前に実業家の山本顧彌太が、武者小路実篤の依頼で購入したもので、阪神大空襲で焼失しました。
ゴッホ《ひまわり》が何枚も残されているのは、ムンク《叫び》のように人気があったからではなく、ゴッホ自身がひまわりの絵に固執していたからです。
一説では、アルルで住んでいた家の各部屋に飾るためにたくさん描いたのだそうです。

葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》

葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》

葛飾北斎の「冨嶽三十六景」シリーズの1つ《神奈川沖浪裏》は、2024年から発行される新千円札の裏側に図があしらわれたことで、まさに誰でも知る絵画になりました。
作者の葛飾北斎は世界で最も有名な日本人とも言われており、アメリカの「LIFE」誌で、ゴッホを差し置いて19世紀最高の画家に選ばれています。
《神奈川沖浪裏》は浮世絵の版画なので、何十枚も刷られてたくさんの点数が現存しています。そのなかには状態の良いものとそうでないものがありますが、初期に刷られて発色も良く保存状態のよいバージョンは、2023年に約3億6000万円で落札されています。

異論・反論の種は尽きませんが……

みなさんの中には、もしかすると以上の5点のセレクションに満足しない方がいるかもしれません。
たとえば、このリストには、ピカソ《泣く女》やダリ《記憶の固執》やウォーホル《マリリン・モンロー》といった有名絵画が入っていません。これらはまだ著作権保護期間が切れていないので、人々の目に触れる機会が少ないのです。
また、ボッティチェッリ《ヴィーナスの誕生》は、すでにパブリック・ドメインになっていて目にすることも多いのですが、女性のセミヌードが中心になっているので使いどころが難しいのです。
今回の5点は多くの人が考える有名絵画の最大公約数を目指しました。NHKの美術教養音楽番組「びじゅチューン!」でも、もれなくとりあげられています。

[びじゅチューン!] お局のモナ・リザさん | NHK
[びじゅチューン!] 真珠の耳飾りのくノ一 | NHK
[びじゅチューン!] ムンクの叫びラーメン | NHK
[びじゅチューン!] ひまわりがお掃除しちゃうわよ | NHK
[びじゅチューン!] ザパーンドプーンLOVE | NHK


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