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個人美術館ってなに?
作家やコレクターの情熱が感じられる美術館の魅力に迫ります

個人美術館を知っていますか?
この言葉には二つの意味があります。
ひとつめの意味は、草間彌生美術館や平山郁夫美術館など、一人の作家の作品を中心に収集展示を行っている美術館のことです。
もうひとつの意味は、個人コレクターの収集作品を展示するために設立された美術館です。
岡山県の大原美術館とか、滋賀県の佐川美術館とか、私立美術館の多くは個人コレクションをもとに発展したものです。
公立美術館でも、国立西洋美術館などは、川崎造船所の松方幸次郎社長がヨーロッパ各地で集めた松方コレクションをもとに作られたことで有名です。
海外でも、グッゲンハイム美術館やJ・ポール・ゲティ美術館など、有名コレクターが自らのコレクションを美術館化した例がたくさんあります。
そもそもルーヴル美術館とかエルミタージュ美術館といった世界の超有名美術館も、もとを正せばヨーロッパの王族の個人コレクションから発祥しているのです。
今回は、一人の作家の作品を中心に展示している個人美術館をご紹介します。

アーティストの業績をまとめた個人美術館

草間彌生美術館にて(撮影:翠波画廊スタッフ)

日本の個人美術館といってすぐにイメージされるのは、2017年に新宿区に開館した草間彌生美術館でしょう。
この美術館の運営母体は一般財団法人 草間彌生記念芸術財団で、設立したのは草間彌生本人です。
草間彌生の作品は非常に資産価値が高くなっていますから、おそらくは死後の作品の散逸を防ぐために財団法人と美術館を設立したのだろうと推測できます。
平山郁夫も、公益財団法人として、広島県に平山郁夫美術館、山梨県に平山郁夫シルクロード美術館の2館が設立されています。
このように、作家の死後に残された作品の散逸を防ぐ目的で設立される個人美術館が多くあります。
台東区の横山大観記念館、港区の岡本太郎記念館、中央区のミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション、青梅市の玉堂美術館(川合玉堂)、奈良市の松伯美術館(上村松園)などが有名です。 これらの個人美術館はたいてい財団法人によって運営されています。
しかし、美術館の運営は財政的に難しく、時が経つにつれて入館者数が落ちていくこともあり、閉館してしまう美術館も少なくありません。
たとえば、長野市の池田満寿夫美術館は2017年に休館し、青森市の棟方志功記念館は2023年度での閉館を決定しています。 箱根★サン=テグジュペリ 星の王子さまミュージアムも、コロナ禍による来園者の減少を受けて2023年で閉演しました。
長野県茅野市のマリー・ローランサン美術館などは、世界でも唯一のローランサンの個人美術館として有名でしたが、入館者数が減少したために2011年で休館しました。
しかしながら、そのコレクションに対する評価は高く、閉館後も世界各地の美術館に貸し出されたのち、2017年から2019年にかけては東京都千代田区のビルで一時的に美術館が復活しました。現在は常設展示こそないものの、コレクションの貸出は続けています。
このように私立の個人美術館は、人気作家でなければ永続が難しいのです。

作家の地元に行けば公立の個人美術館もあります

棟方志功記念館(公式サイトより)

個人美術館がサバイバルするもう一つの道として、そのコレクションを公立美術館などの公的機関へ寄贈してしまう方法があります。
この場合、作品の散逸は防ぐことができますが、その代わりに所有権を失うことが多いです。名前を残すために作品を寄付するということでしょう。
たとえば、2023年度で休館する棟方志功記念館の所蔵作品はすべて、青森県立美術館が受け入れることが決まっています。青森県立美術館には、郷土の天才である棟方志功の展示室がすでにあるため、その名前は後世までずっと残ることでしょう。
日本画家・東山魁夷のコレクションなどは、4つの公立美術館に分けて収蔵されています。生涯の大半を過ごした千葉県市川市の「市川市東山魁夷記念館」、本人から寄贈された版画コレクションをもとにした岐阜県中津川市の「東山魁夷 心の旅路館」、未亡人から寄贈された版画コレクションを展示する「香川県立東山魁夷せとうち美術館」、そして長野県立美術館に寄贈されたコレクションは、独立した建物である「東山魁夷館」に収蔵されています。
岡本太郎の残された作品も、東京・南青山にあったアトリエの跡地に建てられた「岡本太郎記念館」だけでは収蔵しきれないため、その大半は生まれ故郷の川崎市に寄贈されて、「川崎市岡本太郎美術館」があらためて建設されました。
洋画家・中川一政の作品も、本人が住んでいた地に「真鶴町立中川一政美術館」(神奈川県)、母の生まれ故郷に「白山市立松任中川一政記念美術館」(石川県)と、2つの公立美術館に分割して所蔵されています。
同じく洋画家・荻須高徳の作品は、愛知県の「稲沢市荻須記念美術館」がまとめて収蔵しています。
荻須高徳と東京美術学校(現在の東京藝大)で同級生だった洋画家・小磯良平の作品は、生まれ育った地である神戸市に「神戸市立小磯記念美術館」が建てられ、兵庫県立美術館にも「小磯良平記念室」が作られています。
このように、一定の評価を得た画家であれば、ゆかりのある自治体に作品を寄贈することで、死後の散逸を防ぐことができます。
そのほかにも、その作家の熱心なコレクターによって、個人美術館が創設されることがあります。
山梨県の中村キース・ヘリング美術館、静岡県のベルナール・ビュフェ美術館、長野県の安曇野ジャンセン美術館などは、作家の本国にすら存在しない個人美術館として有名です。
また、個人名こそ冠してはいませんが、福島県の諸橋近代美術館はダリのコレクション、東京のパナソニック汐留美術館はルオーのコレクション、東京のヨックモックミュージアムはピカソのセラミック作品のコレクションで有名です。
ゴッホ《ひまわり》を所蔵していることで有名なSOMPO美術館も、設立当初は東郷青児美術館という名の個人美術館でした。

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