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フランス現代アート界の期待の星シャノワール!
万人に愛される猫の絵の魅力とは?

テオフィル・アレクサンドル・スタンラン
《ルドルフ・サリスの「ル・シャ・ノワール」の巡業》

フランスから新しいアーティストがやってきます。
彼の名前はシャノワール。
フランス語に詳しい人ならわかると思いますが、シャノワール(chat noir)とは黒猫の意味です。
フランス語のChat(シャ)は英語のCat(キャット)で猫を表し、Noir(ノワール)は黒を表すからです。
日本ではこの言葉はたいへん人気があり、洋菓子チェーンのシャノワールとか、喫茶店チェーンのシャノアールなどが、会社名やブランド名に使用しています。
なぜシャノワールという名前がそれほど有名なのかといえば、19世紀末にパリのモンマルトルにオープンした文芸キャバレーが「ル・シャ・ノワール」(黒猫)という名前で、ベル・エポックの芸術の中心地になったからです。
「ル・シャ・ノワール」には、詩人のヴェルレーヌや作家のモーパッサン、作曲家のドビュッシーやサティ、そして画家のシニャックなどが集っていました。
そんなシャノワールの名前をもらった現代フランスのアーティスト、シャノワール(Chanoir)は、どのような絵を描くのでしょうか?

キース・ヘリングよりもピカソに学んだシャノワール

とてもフランスらしい名前を持つシャノワールですが、生まれはフランスではありません。
シャノワールの父親は南米コロンビアの抽象画家グスタヴォ・ヴェハラーノです。本名をアルベルト・ヴェハラーノというシャノワールは、1976年にコロンビアの首都ボゴタで生まれて、6歳のときに両親とともにフランスにやってきました。
父親が画家だったため幼い頃から絵を描くことが好きだったシャノワールは、しかし父親のような画家になりたいと思うことはなく、ラリー・クラーク監督のパンク映画『KIDS』に感銘を受けて、髪を黄色く染めてスケートボードを乗り回すようなやんちゃな少年でした。90年代の青春ですね。
当初は医者になろうと医学の勉強をしていたシャノワールですが、あるとき自分のやりたいことは医学ではないと気づき、美術学校に転学します。ここでアルベルトの興味を引いたのはグラフィティ(落書き)と呼ばれるストリートアートでした。スケートボードが好きなシャノワールはストリートキッズだったので、自然とストリートアートに親しんでいきました。
シャノワールの名前を使い始めたのもこの頃です。当時から猫を飼っていたので、猫にちなんだ名前にするのは自然な選択でした。もちろん、モンマルトルの文芸キャバレーのことも知っていました。シャノワールはベル・エポックやモダンアートに憧れる芸術家の心も持っていたからです。
「私の師匠はキース・ヘリングではなくピカソです。彼の絵画を進化させる方法が大好きです」とシャノワールは語ります。

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フランス、スペイン、コロンビアを縦横無尽に移動

フランスの美術学校を卒業したシャノワールは、母語であるスペイン語を活かして、今度はバルセロナの美術学校に留学します。しかし、その学校はあまり肌に合わず、ストリートでグラフィティを描く毎日でした。
バルセロナはストリートアートに寛容な街でした。ある日、シャノワールが家の前で絵を描いていると、通りかかったおばさんがサンドイッチをくれました。フランスではそんな経験はしたことがなかったそうです。
父親が画家だったこともあり、シャノワールの親戚には芸術関係者が多く、いとこの一人はアートディーラーになっていました。そのいとこのおかげで、シャノワールはボゴタの大きなギャラリーの展覧会に参加することができました。
これはコロンビアでは初めてのストリートアートに特化したイベントで、多くのメディアに取り上げられました。キャリアのスタートとしては悪くありません。
その後、パリに戻ったシャノワールは、バルセロナで知り合ったストリートアーティストの友人たちと1980年代のポップカルチャーを賛美する芸術家グループ「コレクティフ1980」を結成し、ボブールのギャラリーで展覧会を開催します。当時のシャノワールは絵ではなく、既製品を組み合わせたインスタレーションなどを作っていました。

猫を描いて次世代の星となったシャノワール

シャノワールの人気が出たのは、名前にちなんでCHA(シャ)と呼ばれる猫のキャラクターを描くようになってからです。
シャノワールのCHAは今ではフランスの多くの人が知るキャラクターとなりました。
同じくフランス生まれの人気キャラクターであるタンタンは7歳から77歳をターゲットにしていますが、CHAは0歳から99歳までのすべての人が楽しめる作品だとシャノワールは語ります。
CHAはあまりにも楽しくてキュートだったため、シャノワールのことを女性だと勘違いする人もいたそうです。
今やシャノワールの作品はサムスンの携帯電話GalaxyS4のカバーデザインに使われるほか、キャシャレルやウンガロといった高級ブランドともコラボレーションしています。
また、中国の北京美術館やコロンビアのボゴタ・モダンアート美術館(MAMBO)にも作品が所蔵され、フランスでは芸術文化勲章シュヴァリエを授与されています。
現在、フランスには国際的に人気のある存命アーティストはいません。全世界のオークション売上ではリシャール・オルリンスキーがフランス人の1位ですが、それも年間780万ドルほどで、アメリカのジェフ・クーンズやドイツのゲルハルト・リヒター、日本の草間彌生、イギリスのデイヴィッド・ホックニーといった各国のスターの年間売上2億ドルには遠くおよびません。
そのなかで、ストリートアートのインベーダーやJR、海外で暮らした経験の長いミスター・ブレインウォッシュやワンマイザーなどが気を吐いています。ストリートアートの素地と国際的なバックグラウンドの両方を持つシャノワールは、彼らに続くことができるでしょうか?

Samsung GALAXYS4 – Art Cover (Chanoir)

Ungaro the perfume Fresh Her and Fresh Him (Chanoir)

シャノワールのインタビュー

4/1(月)よりシャノワール来日展開催決定! 翠波画廊では、先行してシャノワール作品をご案内しています
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