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キース・ヘリングの版画価格が急上昇!
奈良美智や村上隆と同世代のポップアートの天才

キース・ヘリングの版画作品の平均販売価格推移(単位:英ポンド)
出典:MyArtBroker

キース・ヘリングは、ウォーホルとリキテンスタインに続くポップアートのスターです。
ウォーホルよりも30歳年下のヘリングは、実は奈良美智や村上隆と同世代なのですが、若くしてその才能を認められつつも90年代を迎える前に逝去したため、1980年代のイメージがついて回っています。バスキアにも同じことが言えます。
キース・ヘリングは地下鉄の広告掲示板に絵を描いて回るなどストリートアートの先駆者でもあり、現代につながる強度を持ったアーティストです。
根強い人気を誇るキース・ヘリングの版画価格を調べてみました。

キース・ヘリングの人気の底堅さ

キース・ヘリング《Best Buddies》1990年

良い意味でも悪い意味でもキース・ヘリングは人気の安定したアーティストで、その版画が大幅な価格変動に見舞われることはほぼありません。
物故したアーティストで作品の流通量が増えないため、マーケットにおける取引総量はここ5年の間ほぼ一定でした。
しかし近年のアート価格の上昇はキース・ヘリング作品にも影響を及ぼし、2017年から2022年にかけて、キース・ヘリングの版画の平均価格は148%も上昇しました。つまり5年間で2.5倍になりました。
なかでもキース・ヘリングが亡くなった年に制作された版画《Best Buddies》は、5年間で約640%の利益を生みました。
この作品は発達障害者を支援する団体「Best Buddies」のロゴとして制作されたものです。版画の販売利益は「Best Buddies」に寄贈され、その総額は50万ドル以上に及びました。社会貢献活動にも熱心であったキース・ヘリングを象徴する作品として非常に人気が高く、マーケットで価格が上昇するのもよくわかります。

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キース・ヘリングの開店したポップ・ショップ

キース・ヘリング《Pop Shop I, Plate IV》1987年
(翠波画廊で過去に販売)

これまでに翠波画廊で販売したキース・ヘリングの版画も、この5年間でその価格を大きく伸ばしています。
たとえば《Pop Shop I, Plate IV》は「ポップ・ショップ」シリーズの一作で、2017年から2022年の5年間で価格が約270%も上昇しています。
ポップ・ショップとはキース・ヘリングが1986年にニューヨークに開いた店の名前です。開店の理由は当時あまりにもキース・ヘリングの人気が高く、その絵を勝手に流用した多くの粗悪な雑貨が出回っていたことでした。
キース・ヘリングは自身の作品が高すぎて購入できない子どもたちにも、きちんと本物のアートを届けられるように自ら店を開いて、安価でキース・ヘリング・グッズを販売しました。
1988年には東京にも開店したポップ・ショップでしたが、日本ではすでに精巧なニセモノが流通していたために売り上げが伸びず、わずか半年で閉店してしまいました。
ニューヨークのポップ・ショップはキース・ヘリングの没後もファンの聖地として続いていましたが、2005年に家賃の高騰に耐えられずに閉店し、以降はネットショップとして継続しています。

入手しやすいキース・ヘリングの作品

キース・ヘリング《International Youth Year》1985年
(翠波画廊で過去に販売)

キース・ヘリング《Pop Shop I, Plate IV》は200部の限定生産でしたが、なかにはもっと多く生産されたためにマーケットに出回りやすい作品もあります。
翠波画廊でも過去に取り扱った《International Youth Year》は1000部も刷られたため、他の版画よりも市場に流通することが多くなっています。
それでもここ5年間で価格が約3倍になり、195%もの利益を生んでいるのですから、その人気のほどがうかがえます。
「International Youth Year(国際青年年)」とは、青少年を啓発して世界の問題に関心を向けてもらおうと国連が定めたもので、1985年がその記念年となりました。
日本でも1985年5月2日に「国際青年年記念 ALL TOGETHER NOW」という大規模な音楽フェスティバルが開催され、オフコースやサザンオールスターズなど当時の人気アーティストが勢ぞろいしました。

キース・ヘリングの版画の価値

キース・ヘリングの版画の収益率(2017年から2022年にかけて)
出典:MyArtBroker

2017年から2022年の5年間の取引で価格比較が可能なキース・ヘリングの版画31作品を調べると、価格が下がったのはわずか1作品だけでした。
そのほかの30作品は利益を生んでおり、そのうちの一作《Best Buddies》は、前述のように7倍以上の価格になりました。
また、全体の8割では価格が2倍以上になっており、キース・ヘリングの版画がその希少性ゆえにじわじわと価格上昇していることがわかります。
ヘリングはウォーホルやリキテンスタインよりも30歳以上若い世代であるために、絶対的な価格ではまだその2人に追いついていませんが、死後すでに30年を経過していることもあり、その評価は揺るぎないものとなっています。
特に日本では人気が高く、世界で唯一の専門美術館である中村キース・ヘリング美術館も、2023年で開館から16周年を迎えています。

翠波画廊では、キース・ヘリングの作品を取り扱っています。
ぜひご覧になってください。

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