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「アートとは何か」
人が生きていくための答えがアートにある(前編)

アートとは私たち人間にとって一体何なのか、考えたことはありますか。
このところアートシンキング(思考)という言葉を良く見聞きするようになりましたが、アートとは何なのか突き詰めて考えることは少ないようです。
アートとは私たち人間にとって何か、をここでは翠波画廊・髙橋の著書『アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」』に沿って考察していきたいと思います。

1.「アートとは何か」答えの手がかり

脳が「エントロピーの法則」にあらがうという話をご存知でしょうか。
エントロピーとは、もとは物理用語で熱力学の不可逆性を示すものです。そして「エントロピーの法則」とは熱量が高い方から低い方へと移動して平均化することを指します。
一般的には、エントロピーは乱雑さや無秩序状態を示すと理解されていますが、分子レベルでは乱雑に動きつつも、全体として熱は高い方から低い方へと平均化します。

つまり「エントロピーの法則」とは物事が長期的には平らに均されることを意味します。
これは直感的にも理解できることですね。
熱力学の法則であるエントロピーを安易に一般領域に拡大すべきではないのでしょうが、個人的な実感としても、世の中は長期的にフラット化、平均化の流れにあると思います。
そのように、自然や社会というものはエントロピーの法則に従って動いていますし、自然の一部である生物もエントロピーの法則にのっとって生きています。


ところが、東京大学大学院薬学系研究科の池谷裕二教授によると、自然に抗って創造的活動をする脳だけはエントロピーの法則では説明できないのだそうです。
また、生物が繁栄するためには、脳のような重くてエネルギー消費量の激しい器官は必須とは言えません。植物とか細菌とか単細胞生物には脳はありませんが、脳を持たない生物の方が地球上では繁栄しています。ではなぜ脳が必要とされたのか、今のところ明確な答えは出ていません。
池谷教授によれば、エントロピーの法則という真理に無理やり当てはめると、脳を持つ生物は、自然の破壊を加速することで宇宙の均質化に貢献することくらいしか考えられないのだそうです。

それを聞いて私は、長く自分の中でも解決できなかった「アートとは何か」という疑問の答えが見えたように思いました。


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2.人はなぜアートを求めるのか

ごく最近まで、人は自分を取り巻く自然に対してどうすることもできない諦念の中で生きてきました。地震や津波や嵐といった天災に家屋や畑を壊されてもじっと過ぎ去るのを待ち、時には自然を畏怖して祈り奉る、そんな中から宗教が生まれたのでしょう。
現代に至っても、まだまだ自然は人間の英知を超えた存在です。人間の肉体も自然界の物理法則(エントロピーの法則)によって、いずれ土に帰っていきます。

しかしここに来て人は、創造する力こそが自然の摂理に立ち向かっていくための希望だと気づき始めたように思います。現代では、宗教はもう心のよりどころになりにくく、その代わりに自分たちはどのような存在であるか、どのように生きていくべきかを自分の頭で考えなければならない時代が来ています。
これまで世界中のいたるところに教会、寺院、モスクなどの宗教施設が建てられてきました。そこは心のよりどころや癒しを求めて信者が集まる場所です。
ところが今では同じように世界中の主要都市に美術館が建てられ、収蔵作品によっては世界中から多くの人を集めています。アートは宗教の代替物になりつつあるというのは言い過ぎでしょうか。

人は思っている以上にアートに魅了され、無意識のうちに心のよりどころを求めて美術館に引き寄せられていると私は思います。
それは、人が生きていくための答えがアートにあるからです。

3.「アートとは何か」という疑問の答え

エントロピーの法則にのっとれば、いずれは滅びてしまう人間という存在が、それでも自分たちの生きた証を一生懸命に残そうとしたものがアートではないでしょうか。
そのような人間だけが持つ創造力こそが、今まで畏怖し従属せざるを得なかった自然に、立ち向かう手段であると気づいたのです。
人間は創造する力で世界を切り拓いていくことができると信じたいのです。
人だけが持つ想像力、創造力に対する尊厳に人々が深く共感して憧れるからこそ、コモディティ化の世界の中でアートだけが唯一価値の高い崇高なものとして、ここにきてますます多くの人々の支持を得始めたのだと感じます。そう考えなければ、アートの価格はとうてい説明がつくものではありません。
人間は創造力によって卑小な存在である個人を超えることができますし、また創造力によって時代を超えて作品を世に残すことができます。

-翠波画廊代表・髙橋 著書『アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」』より

後編に続く

 

 


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