PixCell-Toy-Pinoccio #5
| 技法 | ミクストメディア |
|---|---|
| 制作年 | 2011年 |
| 絵サイズ | 30x11.3x21㎝ |
| 価格 | お問い合わせください |
この作家の作品一覧
作品について
PixCell-Toy-Pinoccio #5
日本の現代美術界を代表する彫刻家・名和晃平。
京都を拠点に活動しながら、ニューヨークやベルリンでの制作経験を重ね、国内外で高い評価を確立してきました。
作品は世界各地の美術館で展示され、メトロポリタン美術館に作品が収蔵された初の日本人現代アーティストとしても知られています。
物質と情報、実体とイメージといった現代社会の構造を鋭く捉えるその表現は、国境を越えて注目を集め続けています。
本作は、名和晃平を象徴する「PixCell」シリーズによる一点ものの立体作品です。
作家自身が収集した既存のオブジェクトを、透明なガラス球体(セル)で一つひとつ覆うことで、対象を「映像の細胞」へと変換する試みがなされています。
表面に反射する光や視線によって、内側の存在は曖昧になり、見る者はその実体を確かめようと自然に作品へ引き込まれていきます。
内部に閉じ込められたピノキオの姿は完全には明かされず、鑑賞者の想像力に委ねられます。「見えているものは本当に存在しているのか」という問いを内包した本作は、名和の思想と彫刻表現が凝縮された一作といえるでしょう。作家自身の手によって制作された世界に一点のみの貴重なオリジナル作品であり、署名入り証明書付きで、安心してお求めいただけるコレクションです。



