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「大好きなものがある空間は、心を豊かにしてくれる」

東京都・長野県 M様

今回ご紹介するのは、東京と長野の2拠点生活をされていらっしゃるM様です。
以前から好きなアーティストだったというジョアン・ミロの作品を購入されたM様へ、
ご自宅で楽しむ絵の魅力について、語って頂きました。

季節の移ろいを感じながら

休日の過ごし方や趣味についてM様へお尋ねしたところ、素敵な過ごし方を教えてくださいました。
「月の大半を過ごす長野では、季節や時間帯で刻々と移り変わる山々や木々を眺めたり、ゴルフをしたりと、日々自然を体感しています。また、草木の葉や花、実から色彩を映し取る草木染も楽しみのひとつです。
東京では、お寺のお茶室で過ごすお茶のお稽古の時間が、季節の変化を感じ心を落ち着かせる大切なひとときになっています。古いものだけではなく、陶芸を趣味にされている方の自由な感性で創られたお茶道具も使うのですが、そこから拡がる会話もとても楽しいものです」

そんなM様ですが、アートについては、昔展覧会で見て以来ジョアン・ミロの作品に心惹かれていたのだとか。ミロ作品の購入へ至ったきっかけをお尋ねしてみました。

心を掴まれたミロ作品との出会い

「長野に家を建てることになり、個室は自分の好きなものだけを置こうと決めていました。
家具やインテリア、照明など、アンティークなものやモダンなもの、趣味のバッグ制作の為の無骨な工業用ミシン。。。とテイストはバラバラですが、質感・色・形がどれも自分の好きなものというところが、唯一の統一感でしょうか。
ここにミロの本物の作品があったら、どんなに素敵だろうと思っていました。

建築前に一度翠波画廊さんに伺ってから、数年後に家が完成したのですが、ミロ作品はまだ手の届かない存在でした。それでもメールマガジンだけは登録してみたところ、そのすぐ後に「スペイン三大巨匠展」のご案内メールが飛び込んできたのです。「これは縁に違いない」と思い切ってご連絡してみたところ、かなり年月が経っていたにも関わらず快く対応くださったお陰で、嬉しいご縁が繋がりました。

実はHPで見ていた時には、それほどピンときていなかったのですが、実物を前にした時に目が合って(?)しまい…たちまち心を掴まれました。」

自分の感性を信じて

心に響いたミロの銅版画をご購入くださったM様ですが、早速長野のご自宅へ飾ってくださいました。ご感想をお聞きすると、
「自分の感性を信じて部屋に飾ってみると、不思議ともうそれ以外考えられないという程しっくりと部屋に馴染みました。
見るたびに愛着が湧き、つい「おはよう」と声を掛けるのですが、知らず知らずに口角が上がってしまいます。大好きなものがある空間は、心を豊かにしてくれると実感しています。」

その後、ご縁あって、翠波画廊でもう一枚ミロのリトグラフをお求めいただきました。
「東京の家の玄関に飾ってみたところ、想像以上に玄関に明るさと活力が生まれ、心躍る空間になりました。 ミロらしい色彩や自由なタッチに、前を通る度にパワーをもらっています。」

ご自身の感性で選んだアートを、毎日の暮らしの中で楽しんでいらっしゃるM様。最後に、これから絵の購入を考えている方へのアドバイスをお聞きしました。
「環境や自分の心情、経験などにより同じ作家や作品でも、見るたびに見え方や感じ方が違うというのも、作品鑑賞の面白さではないかと思います。
お好きな作家や作品がもしあれば、是非画廊や美術館へ足を運び、本物のエネルギーを直接肌で感じてみて頂きたいと思います。」
好きなアート作品に日々触れられる歓びがとても伝わってきました。アートのある暮らしの魅力を教えてくださり、ありがとうございました!

今回登場した作品

抽象的な独自の画風で知られるスペインの巨匠、ジョアン・ミロ

ミロ 作品一覧