【会期終了】平松嵩児 作品展
「平松嵩児 作品展」
10月7日(土)~10月21日(土)
10:00~18:00 日祝休廊
会場:翠波画廊 東京店
*終了しました
作家来場日
作家来場日:10/7(土)、10/14(土)、10/21(土)
※変更があった場合にはお知らせいたします
『自然界の記憶』を表現する新鋭彫刻家
「自然の力による秩序や摂理」と、そこに生じる「記憶・面影」に注目し、自然界の動物をモチーフにテラコッタや流木を素材とした彫刻作品を制作する新進気鋭の若手アーティスト、平松嵩児(たける)。
「存在の在処」を表現した、時間の流れやその重みを考えさせられる作品を、翠波画廊 東京店にて一堂に展示販売いたします。ぜひご高覧ください。
彫刻家 平松嵩児とは?
1996年、愛知県生まれ。
三重大学大学院教育学研究科 芸術・スポーツ系研究領域 彫刻専攻を修了し、現在は美術教師として勤務しながら作品の制作を続けています。
「記憶、面影を形にする」をコンセプトに掲げ、動物をモチーフにテラコッタや流木を用いて制作された彫刻作品は、思わず時が止まったように見入ってしまう不思議な魅力にあふれています。
在学中より「池袋アートギャザリングIAG AWARDS 」や「MAE展」など多くの作品展への出品もしており、当時から期待の若手作家として高い評価を得ています。
翠波画廊でもすでに多くのお客様に作品をお求めいただいており、確実な実績のあるアーティストです。
「存在の在処」を探す旅へ
「存在の在処」
『自己が扱う素材における,彫刻というものに対する認識として,
彫刻≒結晶化,永続性のあるもの
流木≒時間と共に形を変え,消失していくもの
と考えている。
私たちを取り巻く環境や物体は,実態のあるなしに関わらず,絶えず消失と出現を繰り返している。しかしながら,記憶や面影など,物理的な姿形が変わろうとも,その「存在」が消えることはない。では,どこにその「存在」の所以を見出しているのだろうか。』(作家より)
流木のもつ時間の経過という概念に相反する彫刻の形態として、一時にとどめる行為の中で、時間の流れや時の積み重ね、その重みについて再考していく平松嵩児の作品を、ぜひこの機会にご高覧下さい。
自然の秩序に生じる、記憶と面影
今回の最新作では、ラスコーの壁画に代表されるような、かつて洞窟壁画として描かれた、人類史の中で太古に存在した動物たちがモチーフとされています。
絶滅してしまったものをはじめ、姿を変えながら現代も尚生き続けているものたちは、時間の流れの中で消失・変容しようとも、確かにその「存在」は私たちの中に生き続けています。
流木の概念的性質や長い年月を経て作られた独特なフォルムにその姿を見出し、素材のもつ形の美しさと空気感を捉え、その偶然性と粘土による手わざとを組み合わせて制作された最新作を、どうぞお見逃しなく。