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【会期終了】【大阪店】ハンス・イヌメ作品展  

ハンス・イヌメの作品に触れると、ふと心がほどけていくような、不思議なあたたかさに包まれます。


彼が描くのは、決して特別な存在ではありません。
鶏、豚、羊、牛──オランダの田舎に当たり前のように存在する家畜たち。
カエルやネズミ、ミミズや亀──人目を避け、ひっそり健気に生きる小さな命たち。
彼らは、人間と同じこの地球に生きながらも、注目されることも、敬意を払われることもなく、ただ静かに日々を過ごしています。


しかしイヌメは、そのひとつひとつの命にまなざしを向け、彼らも同じ地球に生きるかけがえのない仲間だと言います。
声なき声に耳を傾け愛情を込めて彼らを描きます。


人が跋扈する中でひっそりと生きる命、そんな彼らを大切にしたい。

そんな思いが作品にそっと染み込んでいるのです。

 

 

「あること・・・・」ミクストメディア
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イヌメの作品には、社会や権力に対する強いメッセージはありません。
あるのは、ただ“やさしさ”です。
そのやさしさが、多くの人の心に届き、共鳴を生み、いつの間にか深く記憶に残るのです。

そんなイヌメのやさしさに溢れるメッセージに多くの人が心打たれ、イヌメのファンが世界中に増えています。

どんなに時代が変わっても、
どんなに価値観が揺らいでも、
優しさ”だけは、人の心を照らし続ける。

ハンス・イヌメの作品は、そんな普遍的な力を持っています。


ユニークな画風とコンセプトが多くの人に共感を呼びオランダを拠点にフランスやドイツ、イタリア、そして日本でも人気のハンス・イヌメ。

「分け隔てなく、みんなが幸せになれますように」と、あえてそんな生き物たちを愛情あふれる優しい眼差しで、慈しむようにして描かれたイヌメの作品は国境を越え観るものに温かな感動と心に潤いを与えてくれます。

翠波画廊 大阪店ではこの度、ユーモアあふれるやさしさが特徴のハンス・イヌメ、そして同じく翠波画廊の契約作家たちをご紹介する「ハンス・イヌメ作品展(併催:翠波画廊契約作家による作品展)を開催いたします。


今回の展示は5/28(水)から開催の「Osaka Art &Design2025」にも参加しております。

この機会にぜひ、翠波画廊大阪店へお立ち寄りください。

 


「水際で・・・・」ミクストメディア
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今では人気アーティストとして経済的にも成功したイヌメですが、今の作風に至るまでには経済的な苦労も多かったと言います。
当初、ドイツ表現主義の影響を受けた抽象絵画やアフリカの原始美術から構想を得たと思われる作品を描きながら試行錯誤を繰り返します
しかし、イヌメの描く抽象絵画は誰からも理解されず、全く売れませんでした。

 

ところが1987年に転機が訪れます。

 

鶏をモチーフにした絵を展示会に出品したところ、絵を見に来たお客さんが自分の絵の前で立ち止まり、描かれた鶏を見てにっこり笑って絵からゆっくりと離れていきます。

それまで描いていた抽象絵画を展示していると見た人は必ず何を描いているのか、何を表現したいのか、と必ず質問してきました。

ところが鶏を描いた作品を見た人は誰も質問してきません

その時「自分の表現したものが鑑賞者にダイレクトに伝わる実感が初めて得られた」とイヌメは語ります。


それが転機となり、以来イヌメの作品にはデフォルメされた動物が描き込まれるようになります。

絵も少しづつ売れるようになっていき、今やヨーロッパをはじめ、世界中で愛される人気作家へと成長を遂げたのです。

 

 




1997年はイヌメにとっての飛躍の年となります。

パリの画廊での個展を翌日に控え、作品の荷解きをしていた時のこと。

一人の女性が飾り付けの最中にもかかわらず入り口の扉を少し開けてそこから顔を覗かせながら、広げたばかりの作品を指さし「今、それを買うことはできますか?」と声をかけてきました。


なんと、その女性とは… 

当時500冊以上の雑誌の表紙を飾り、シャネルのミューズとしても活躍中の元祖スーパーモデルとして一世を風靡したクラウディア・シファーだったのです!

彼女はその場であれこれ迷いながら11点の作品を選び購入してくれたのです。

 

 


ところが話はそこで終わりません

その日の夜フランスのテレビ番組で彼女は「今日はとても素敵な出会いがあってとてもハッピーなの」とイヌメの作品との出会いを生放送の番組で話してくれたのです。
世界中どこも同じでしょうが、テレビ番組で紹介されると多くの人が興味を持ちます。

翌日の展覧会初日には多くの人が画廊に押しかけ作品は数日で完売しました。
以降、クラウディア・シファーはイヌメのコレクターとなります。

 


マルベリー紙に写し取った絵を何層にも貼って、その上からオイル・パステルで色づけたりヘラで削ったりを繰り返すことで、複雑な独自のマチエール(質感)を作り上げていきます。

 

 

ユーモアあふれるデフォルメされた動物たちに目を惹かれますが、このイヌメ独自の技法によって生み出されたあたたかみのある風合いは見るものを笑顔にしてくれます。

「光に照らされ・・・・」ミクストメディア
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併催:翠波画廊契約作家たちの作品展

翠波画廊大阪店では「ハンス・イヌメ作品展」と合わせて、大田和亜咲宜浅利有紀ギィ・デサップなど、魅力あふれる作家たちの幅広い作品を展示する「翠波画廊契約作家たちの作品展」を併催いたします。

是非この機会に、新しい作家との出会いを見つけてみませんか?




「光と影」を描く日本人女性画家 大田和亜咲宜

たゆたう光Ⅱ」 油彩 6号
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光と影に彩られたさりげない日常の光景を描く、今活躍中の若手女流画家、大田和亜咲宜

捉えがたいふとした瞬間を色鮮やかに切り取る作品は、誰もが持つ記憶の中で、儚くも鮮明に残る感覚を、心地よく呼び起こしてくれます。

 

 

時によって移ろう一瞬の光景を、永遠にキャンバスに縫い止める大田和。

作品と向き合う時間の長さに驚かされ、束ねられた時と透徹したまなざしが彼女の絵には込められています。

大田和の描く絵画は、観る者にじんわりと沁み入るような感動を与え、心を揺さぶり続けています。




「不透明な感情」を作品に昇華する 浅利有紀

浅利作品の魅力。

それは、異世界や非現実感を感じさせながらも、見る人の現実に作用するような、そんな不思議な魅力があります。

 

 

「こわい」という印象もそんな魅力の内の一つです。

オイルパステルによる、淡く柔らかい色彩と動物たちのアンニュイな表情や影のある世界観とのコントラストから、そう感じるのかもしれません。

一見ネガティブで、人の根底に存在する不透明な感情を作品に昇華することで、浅利作品のアンビバレントな魅力が生まれています。

 

お茶会」オイルパステル
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「現代の印象派」 ギィ・デサップ

パリ、アレクサンドル三世橋とエッフェル塔」油彩 40×80㎝
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世界中で愛され、多くのファンを持つ、「現代の印象派」ギィ・デサップ

今やフランス具象画壇を代表する巨匠のひとりとなりました。


彼の筆から生まれる一つ一つの点は、まるで夜空に瞬く星々のように、繊細で、そして力強い光を放ちます。

それは、印象派の画家たちが光を捉えたように、現代のパリの夜を、より鮮やかに、より情感豊かに描き出していると言えるでしょう。
艶やかな色彩で表現されたパリの街並みは、見る者の心に郷愁の念を呼び起こし、まだ見ぬパリへの憧憬を掻き立てます。

まるで、その絵の中に足を踏み入れ、石畳の感触や、カフェオレの甘い香りすら感じさせてくれます。


翠波画廊 大阪店:第一期 5/16(金)〜27(火)

第二期 5/28(水)〜6/15(日) 開催


営業時間:11時~20時
定休日:ハービスに準じます。

〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田2丁目2−22
ハービスPLAZA ENT 3階
TEL:06-6867-9570

ハービス公式ホームページ >>

アクセス

翠波画廊 大阪店

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様々な作家と出会えるまたとない機会です。

今回は「Osaka Art&Design 2025」にも参加した展示企画となっておりますので
お客様のご来廊を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

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