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よくある質問 Frequently Asked Questions

作品全般

Q.1 版画は複製ではないのですか?

A.

よく作品説明に「リトグラフ」や「シルクスクリーン」と書かれているのを目にされるかと思いますが、どちらも版画の技法です。日本で版画というと木版画をイメージされるかもしれませんが、
ヨーロッパでは19世紀に発明されたリトグラフ(石版画)が一般的で、多くの画家が制作しています。

リトグラフは、石の版に画家が油性の絵具で直接絵を描いて、絵具が乾いた後、版面に水を掛けて濡らします。濡れた状態で版面に油性の絵具を乗せると、濡れた版面は絵具をはじき、
油性の絵具で描いたところには絵具が乗ります。その状態で紙を重ねて色を転写します。

シルクスクリーン(孔版)は、木枠に張った布に、絵具の通る部分と通らない部分を作った版を紙の上に乗せて、上から絵具をこすようにして下の紙に絵具を定着させる版画技法です。

版画というと、複製や印刷と思われる方も時々いらっしゃいますが、このように技法の違いこそあれ、多くの画家が制作している美術品としての価値ある作品なのです。


Q.2 エディションって何ですか?

A.

版画は基本的に限定数を決めて作られます。限定数を刷った後の版は処分して、限定数以上は刷られることはありません。その限定数を、分母が限定数、分子を通し番号として
分数のかたちで画面下に表記します。その限定数をエディション、画面下に表記された番号をエディション番号と呼びます。


Q.3 版画の限定数で番号が若い方が高いのですか?

A.

版画は制作段階で限定数全てが均質に作られますから、価値も同じということになります。 版画の限定数は分子に当たる数は1番から始まる通し番号となります。ただしそれはあくまでも通し番号で、
刷られた順番ということではないため、番号が若いからといって価格が高くなるということはありません。


Q.4 エディションもサインも入っていない版画がありますが本物ですか?

A.

近年では画面下にエディションとサインをするというのは世界的なコンセンサスになっていますが、サインとエディションがオリジナル版画の必須条件となったのは、
1960年にウイーンで開催された国際造形美術会議でサインとエディションの表記が取り決められて以降です。
それ以前に作られた版画には、サインだけしかないもの、サインさえ無いものがありますので、それだけで真贋を見極める材料にはなりません。
また、有名な文学作品に画家が版画の挿絵を挿入して販売された挿画本に挿入されていた版画の場合はセットにまとめてサインとエディション番号が振られることが多いので
一枚ずつの版画にサインやエディション番号はありません。そのような版画はサインやエディションが無くても本物ですし、美術品としての価値を持っています。


Q.5 画家が亡くなったら絵の値段は上がるのですか?

A.

一般的に、画家が亡くなってしまったら、それ以上新しい作品が作られなくなるわけですから、今流通している作品の貴重性が高まるといっていいですね。
近年の例では、世界的人気のジェームス・リジィが亡くなってから、ドイツの版元が価格を上げたため、生前よりも入手が困難になってきたということが挙げられます。
ただ、画家によっては、亡くなった後、急速に忘れ去られて市場価格が低下するということもありますので、一概には言えないというのも実情です。