fbpx
東京 アクセス 東京 アクセス 大阪 アクセス 大阪 アクセス お問い合わせ お問い合わせ

日本人作家のオークション落札記録【2021年版】
~葛飾北斎《富嶽三十六景 神奈川沖波裏》など

2021年7月24日、中国のオークションハウス「上海嘉禾」(Shanghai Jiahe)で、草間彌生の作品《無限の網(MGPP)》と《無限の網(1959,c1979)》の2点セットが、約17億8000万円で落札されました。
この金額は、これまでの草間彌生作品の落札記録であった≪無限の網 #4≫の約8億8100万円を大幅に更新する新レコードになります。
どのような背景があったのでしょうか?

 

証明書がNFT化されて付加価値に

草間彌生の作品が今回、高額落札を記録したのは、2点セットで出品されたことが大きな理由と考えられます。
従来の記録は《無限の網》シリーズが1点で約8億8100億円でしたから、同じシリーズが2枚セットで出品された場合、合わせて17~18億円になるのは十分に想定できたことでした。

 

また今回は、作品だけでなく、この2作品の流通経路を示す文書、展覧会資料、出版カタログ、証明書などの関連資料もセットであったことで、由緒正しい作品であることが保証され、贋作であるかもしれないとの怖れを抱かずに入札できたことも、高額落札の理由かもしれません。
しかも、これらの資料はデジタル化されて、NFT(ノン・ファンジブル・トークン)による証明書が付加されたので、真正の作品の唯一の所有者になれることも保証されていました。
おそらく今後は、このように物理的な作品の売買でも、何らかのかたちでNFTが付加されるケースが多くなると思います。特にオークションでは、NFTは流行しているため付加価値として落札価格を押し上げることになるでしょう。

草間彌生の初期作品がオークションに

冒頭で草間彌生作品の落札記録を更新したと書きましたが、同じ《無限の網》シリーズとはいえ、関連性の薄い2作品のセット価格なので、これを大幅な価格上昇ととらえてよいかどうかは微妙です。
前述のように、2点で17億8000万円であれば、1点あたり8億9000万円であり、2019年に落札された≪無限の網 #4≫の約8 億8100 万円とさほど変わりません。
価格が高騰というよりは、安定して人気がある証拠と言えるでしょう。

 

ちなみに2021年5月12日には、草間彌生の初期作品11点がオークションハウス・ボナムズに出品されて、合わせて約16億6600万円で落札されています。 これらはシングルロットではなく、別々に落札された作品の合計金額なので、落札記録とは無縁です。
とはいえ、11点の作品はもともと一人の所有者のコレクションだったこともあり、セットで販売されてもおかしくないものでした。
この11点の作品は、草間彌生が若い頃に医師・廣瀬輝夫に贈ったもので、彼女の足跡を知るにはかかせないものです。
医師・廣瀬輝夫は草間彌生の治療も受け持っていた生涯の友人で、2019年に亡くなるまで作品を一度も公開することなく、大切に保存していたそうです。おそらく相続税がらみでしょうが、バラバラに売却されたのは残念なことです。

葛飾北斎と伊藤若冲も共に記録更新

葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖波裏

2021年3月16日には、クリスティーズ・ニューヨークでのオークションで、葛飾北斎と伊藤若冲という、日本が誇る巨匠2人が、最高落札記録を更新しました。
落札された葛飾北斎作品は、1831年制作の木版画《富嶽三十六景 神奈川沖波裏》です。この版画は、最低予想価格が15万ドルであったのに、10倍以上の159万ドル(約1億7000万円)で落札されました。
ちなみに、2020年9月22日に同じ《富嶽三十六景 神奈川沖波裏》が、同じくクリスティーズで落札されたときには111万ドルだったので、着実に値上がりしているといえそうです。
なお、これまでの葛飾北斎作品の落札記録は、2002年にサザビーズ・パリで落札された木版画集の147万ドルでした。

伊藤若冲 旭日松鶴図

一方、伊藤若冲の《旭日松鶴図》も同じく159万ドル(約1億7000万円)で落札されました。
最低予想価格は30万ドルだったので、5倍以上の好記録です。
伊藤若冲作品の落札記録は、2006年にクリスティーズ・ニューヨークで記録された44万1600ドルだったので、かなり価格が跳ね上がった計算になります。
いまいちばん盛り上がっているのは中国のアート市場ですが、同じアジアの作家として、日本人作家の作品も価格が上昇しているようです。

美術品オークション落札記録(日本人作家・2021年7月現在)

1. 奈良美智≪ナイフ・ビハインド・バック≫ 約27億円(2019年)存命作家最高価格
2.草間彌生《無限の網(MGPP)》、《無限の網(1959,c1979)》(2点セット) 約18億円(2021年)NFT証明書付
3. 村上隆≪マイ・ロンサム・カウボーイ≫ 約17億円(2008年)彫刻作品最高価格
4. 白髪一雄≪高尾≫ 約11億円(2018年)
5. 藤田嗣治≪誕生日パーティ≫ 約10億円(2018年)
参考記録:葛飾北斎と伊藤若冲は共に約1億7000万円(2021年)

 

草間彌生お勧め作品

お問い合わせ >>

草間彌生作品一覧はこちら >>


草間彌生買取のご相談はこちら>>

 


アートをもっと身近に感じてみませんか?

知ってて得するアートコラム、新入荷作品情報、お買い得の特別価格作品情報など、お役立ち情報をお届けしています。

 

【配信コンテンツ】

 

1. 役立つアートコラム(月3~4回配信)

 読むだけで最新のアートシーンや絵画の知識が身につくコラム。アート初心者からコレクターの方まで必読です。

 

2. イベント情報

 画廊でのワークショップやセミナーのご案内をいち早くお知らせ!

 

3. 展示会のご案内

 翠波画廊で開催する展覧会や、全国百貨店での作家来日展情報などをお知らせいたします。

 

お得情報満載! 無料配信メルマガ! ぜひご登録ください ↓↓

※半角英数でご記入ください。

プライバシーポリシーはこちら

 


 

 

翠波画廊代表・髙橋 2作目はアートで学ぶビジネス

未来のビジネスに必要なアートの力、気になりませんか?
画廊経営歴30年だからこそ語れる、アートで学ぶビジネスのヒントをご紹介。

 

アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」

 

単行本:251ページ
出版社:サンライズパブリッシング
著者:髙橋芳郎

 

価格:1,500円(税別)
amazon等ネットでもご購入いただけます。

 

amazonページはこちら >>

 

翠波画廊でも発売中! ※通常配送料無料

 

 


芸術はよくわからない、アートは難しいなどと思っていませんか?

絵画の価格はどうやって決まるのか、画商の視点でわかりやすく解説。
読後はアートを身近に感じて美術館に行ってみたくなるはずです。

 

「値段」で読み解く 魅惑のフランス近代絵画

 

単行本:302ページ
出版社:幻冬舎
著者:髙橋芳郎

 

価格:1,400円(税別)
全国有名書店、amazonでもご購入いただけます

 

amazonページはこちら >>

 

翠波画廊でも発売中! ※通常配送料無料

新聞、雑誌でも紹介されました!

「サンデー毎日」

本とのふとした出会いで幼いころの自分を思い出す
幼いころ、絵画鑑賞が趣味だった母に連れられて、よく展覧会を訪れた。・・・

「週刊文春」

銀座で二十六年、近代絵画の作品を扱ってきた画廊オーナーが、「値段」を切り口に絵画の見方を提案。作品の価格は画家の人生の起伏をも表す。

「月間アートコレクターズ」

世に美術市場を扱った書は数あるが、印象的なタイトルと装丁家として日本を代表する鈴木成一の手になる雰囲気ある装丁の本書は、翠波画廊を構える髙橋氏の書き下ろし。・・・

「北日本新聞」

セザンヌ、モネ、ルノワールやゴッホ、ピカソ、シャガールら近代美術の巨匠たちの絵の値段について考えたことはあるだろうか。・・・

アートコラム一覧

私たちにできること

1

絵画購入のご相談

些細なこともお気軽にご相談ください。
30日以内の返品保証など
安心のサービスをご用意

2

お部屋やご予算に合わせた
絵画のご提案

お客様のご要望をお伺いし、
1,500点以上の豊富な作品から
最適な一枚をご提案いたします。

3

絵画を使った節税対策

経費で絵をご購入の方へ、
作品のご提案から購入の流れまで
ご案内いたします。

絵画を買って節税?