アートフェアとは、一言でいうと自動車のモーターショーやゲームのゲームショーといった見本市のアート版で、
ニューヨーク、ロンドン、パリなど世界中のどこかで毎月開催されています。

 

例えば春開催のアートフェア東京では有楽町国際フォーラムの大会場に120軒ものギャラリーが集結してギヤラリーがイチ押しの作品を多数展示します。
アートの最新の動向を肌で感じる絶好の機会とあって、毎年５万人が来場します。
1500円程度の入場料を払うだけで誰でも自由に作品を見れますし、画家さんとお話するチャンスもあります。
もちろん展示作品は購入できるので、最新のアートを探し求めているコレクターにとっては決して見逃せないイベントなのです。

 

アニメ系、へたうま系、カワイイ系などアートのトレンドを発信するのもアートフェア。
あまり知られていませんが、現在の写実画ブームのきっかけの一因となったのも ２０１１年のアートフェア東京での卯野和宏展で作品が完売したことなのです。

 

 

アートフェアのシーズンは春と秋。 10月16～18日の東美アートフェアは、東京・新橋の画商の殿堂・東京美術倶楽部を会場に古美術と日本画が充実しています。

 

上級者にオススメは海外のアートフェア巡り。
韓国最大のフェアであるソウルのKIAFはコンテンポラリーアートがメインで今年は10月7～11日に180ものギャラリーが参加します。
今年のゲスト国は日本。日本から15軒ほどの現代系ギャラリーが出展して盛り上げそうです。
また10月30日～11月2日には台湾のアート台北が予定されています。
こちらも親日国だけあって毎年30ほどの日本のギャラリーが出展。
国ごとのアートを楽しみながら、海外へとアピールする生きのいい日本のアートをチェックすることもできます。

 

翠波画廊でも、国内はもちろん今年の春には台湾のフェア「ヤングアート台北」に出展して日本の若手作家を台湾のコレクターにアピールしました。
これからも機会あるごとに出展しますので、そのときには会場でお会いしたいと思います。

 

 

■アートフェア東京　http://artfairtokyo.com/