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【新入荷】巨匠マティスの
 貴重な版画を多数入荷!


ピカソと並ぶ20世紀の巨匠、アンリ・マティス。
このたび翠波画廊では、マティス晩年の到達点である切り紙絵の版画を多数入荷いたしました。

過去最多のラインナップの中から作品をお選びいただける機会をお見逃しなく!
ただし作品は1点ずつのみのご用意ですので、ぜひお早めにあなたの1枚を見つけてください。


アンリ・マティス(Henri Matisse, 1869-1954)
の特徴といえば、ピカソも嫉妬した色彩感覚と抽象性です。

71歳にして大病にかかったマティスが、描くのに大変な油絵に代わって取り入れたのが、色紙を切り抜いて制作する切り紙絵でした。

色と色の響き合い、

大胆で力強いかたち、

軽やかで装飾的な楽しさ。

この3つを突き詰めたマティスの切り紙絵は、まさに彼の到達点にして真骨頂といえ、コレクターを魅了しつづけています。



そんなマティス作品を、実はパリの美術愛好家は自分の手に取って楽しんでいたことをご存じでしょうか。


20世紀のフランスでは、マティス、ピカソ、シャガールら新世代の芸術家が登場するにつれ、広く芸術に対する関心が深まっていました。そこで、彼らの作品を世に紹介する雑誌が企画されます。

この美術文芸誌『ヴェルヴ』(VERVE、フランス語で「熱気」を意味する)は、1937年から1960年ごろまで、全38号が発行されました。

編集長は当時パリで活躍していた画商・編集者のテリア―ド。彼の美術に対する熱意により、ヴェルヴには高品質な版画が数多く収録されたほか、特集された画家によって表紙や口絵がデザインされました。
そのため、雑誌でありながら版画作品集でもあるという、最も美しく豪華な美術書として知られることとなったのです。


実際に、2023年に東京都美術館で開催された「マティス展」にはマティスがデザインしたヴェルヴの表紙が数多く並び、訪れる人を虜にしていました。

つまり、この『ヴェルヴ』の1ページを作品として手に入れることは、まさに当時のパリのアートシーンの熱気を追体験することなのです。


そして今回翠波画廊は、マティスが監修し死後に発行された、マティスの遺作ともいえる
ヴェルヴ 35-36号

を丸ごと1セット入荷いたしました。

これほどのラインナップの中からお選びいただけるのは今だけですので、ぜひ全作品をご覧いただきたいところですが、ここではそのうち3枚をご紹介いたします。

アンリ・マティス「王の悲しみ」
技法:リトグラフ(石版画)
画寸:33.5×45cm

「王の悲しみ」はマティス自身が大変気に入っていた作品で、色数の多さと画面の華やかさが目を引きます。陽気で楽しげな雰囲気が、タイトルのミステリアスさを深めているようです。
弦楽器を奏でる人物のまわりに舞い散る木の葉は音符のようでもあり、たいへん音楽的でリズミカルな印象を与えます。

この作品を眺めながら、お部屋でゆったりとお気に入りの音楽を聴く……。
そんな上質なひとときも良いかもしれません。



アンリ・マティス「なわとび(カラー)」
技法:リトグラフ(石版画)
画寸:29×18cm

マティスがくりかえし描いた女性像は、この時期になるとデフォルメが突きつめられ、完成された様式を示しています。本作は両腕部のピンク色、両脚部の緑色が非常にユニークな一枚で、マティスらしさと色彩の遊び心が見事に調和しています。

マティス作品の有機的にうねる線を堪能できる、マティスらしさにあふれた作品であるため、お部屋を訪れたお客様の注目の的となることでしょう。



アンリ・マティス「壺を持つ女性(2点組)」
技法:リトグラフ(石版画)
画寸:34×24cm×2点組

底の尖った、アンフォラのような壺が人物の腰以下のかたちと調和し、そこに雫のような頭部がアクセントを加えているのが印象的です。マティスはモロッコを訪れたことがあり、こうしたエキゾチックなモチーフはその経験からヒントを得たものだと考えられています。極限まで抽象化されることで、本作は力強いかたちを浮かびあがらせています。

本作を2枚組で見ることで、パターンの繰り返しによるリズム感はより一層高まります。また、シンプルな2色刷であるからこそ、マティスが手ずから切り出した切り紙絵が眼前にあるかのようなライブ感を味わうことができるのです。

本作の色づかいのシンプルさ、かたちのクールさは、マティス作品のなかでも群を抜いています。
飾る空間にミニマルで知的な印象をもたらしたいときには、特におすすめしたい作品です。


これらのように、色鮮やかでデザイン性の強いマチスのヴェルヴ作品は、飾る空間を明るく彩り、しかも不思議な落ち着きをもたらす魔力があります。

あなたのオフィスが少し無機質に感じたら、
会議室・応接室に品格と彩りがほしいときには、
今なら翠波画廊で選び放題のマティス『ヴェルヴ』をご覧ください。

このページでご紹介できたマティス、ヴェルヴ作品は在庫のごくごく一部です。
他の新入荷作品も、ぜひご覧くださいませ。


今回のご案内作品は、現在翠波画廊東京店にてご覧いただけます。
マティスの作品は、他にも多数お取り扱いしております。

お電話、メールでもお気軽にお問い合わせください。

TEL:03-3561-1152(平日土/10:00~18:00)

メール:info@suiha.co.jp