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藤田嗣治作品展【大阪梅田店】

エコール・ド・パリを代表する画家として世界的な評価を受ける藤田嗣治
その乳白色の肌合い、髪の毛一本のような繊細な線描は、100年経った今も決して色あせることがありません。
今回翠波画廊大阪梅田店では、近年ますます希少価値を高める貴重な油彩をはじめとする肉筆作品、そして代表作として名高いオリジナル版画まで、幅広く取り揃えました。

藤田の黒い瞳が捉えたパリの光、その静かな熱を宿した作品の数々。
鑑賞者だけでなく、時代を越えて収集家を惹きつけてきた“本物”の力に、ぜひ触れてみてください。
芸術として、そして資産としても高い評価を受け続ける藤田作品は、いまこそ手に入れる価値のある一枚です。

ぜひこの機会にご高覧くださいませ。

 


「少女像」油彩
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藤田嗣治にとって“子ども”は、単なる題材ではなく、純粋さ・静けさ・祈りなどの人生の核心を映し出す特別なモチーフでした。

生涯、自身の子どもを持つことのなかった藤田は、子どもへの限りない愛情をその作品の中に表現しました。
本作《少女像》は、抑えた色調のなかに静かで澄んだ美しさが宿る一点。
抑制された色調の中に浮かぶ少女の静かなまなざしは、藤田が人生の終盤で到達した“祈りのような美”を象徴するものです。

初期の“乳白色”の時代から晩年の精神性の深まりまで、藤田が生涯をかけて追求した美は、時代を超えて揺らがない価値として認められています。

その中でも、裸婦、少女、猫を描いた油彩は人気が高く、流通量が極めて限られているため、資産としても注目されています。
また、藤田嗣治の作品は近年、国際市場で高い評価を維持し続け、とりわけ油彩は作品数の少なさから安定した高値で取引されています。

鑑賞者の心をとらえる魅力と、長く受け継ぐ価値
その両方を兼ね備えた作品としておすすめできる一枚です。

 

 


藤田の作品は、柔らかさと緊張感、可愛らしさと神秘性といった、相反する魅力が同居しています。だからこそ、100年の時間が経っても見る者を惹きつけ続けるのです。
物語を感じさせる構図、余白の使い方、線と光が織りなす独特のリズム作品の奥に必ず“語りかけてくる何か”がある。観るたびに新しい発見がある。
その豊かさこそ、藤田が時代を超える理由です。

藤田がパリで「乳白色の肌」の独自表現によって世界的な名声を確立した1920年代。
本作《猫十態:ボールのそばでまどろむ仔猫》は、「子供十態」「裸婦十態」と並んで藤田版画作品の代表作として知られています。

多色刷り銅版画であることに加え、当時最高品質とされたシナ紙を西洋紙の上に貼り重ねた上から刷りを施す「チャイナアップリケ」を採用。
非常に手間のかかる技法ゆえ、藤田の細線描写の魅力がいっそう際立っています。

猫十態」は元来10点揃いのセットで刊行されたものの、現在では完全な形で入手することは極めて稀です。
今回は貴重な3点のみご紹介できる特別な機会となります。
藤田の詩情と技巧が凝縮した一枚を、ぜひこの機会にお手元でお楽しみください。

「猫十態:ボールのそばでまどろむ仔猫」1929年 銅板 EA版
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「少女」木版
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藤田の線は、髪の毛一本のように細く、それでいて迷いのない強さがあります。

一度引いた線はほとんど修正せず、まさに“考えるより先に線が走る”ような確かな筆致。光を吸い込む独特の下地処理と相まって、その線は静かに輝きを放ちます。

本作《少女》では、版画表現という制約の中で、藤田らしい線の美が際立っています。
木版特有の温かさを残しながらも、少女の顔立ちは繊細な陰影と光のニュアンスを帯び、まるでそこに呼吸が存在するかのよう。

線が“輪郭”だけでなく“空気”まで描いているー
そんな錯覚すら覚えます。 

世界がなぜ藤田の線に魅せられたのか。本作はその答えを見事に語る一枚です。


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藤田嗣治の作品は、ただ飾るだけではなく、“人生に寄り添い、時間とともに価値を深める芸術”として愛され続けています。
静かに輝く本物の絵画が、あなたの空間と人生をより豊かなものへと導いてくれるはずです。

次世代にも引き継ぐ価値を持つ藤田嗣治の作品を、どうぞこの機会にお選びください。

 


【大阪梅田店】
会期:12月13日(土)~30日(日)
11時~20時

〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田2丁目2−22
ハービスPLAZA ENT 3階
TEL:06-6867-9570

 

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