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スペイン三大巨匠が描いたレコード・ジャケット
~パブロ・ピカソ、サルバトール・ダリ、ジョアン・ミロ

翠波画廊で開催している「スペイン三大巨匠作品展」が好評です。 なにしろピカソ、ミロ、ダリといえば、誰もが知っている有名近代画家です。
ところがそんなファインアートの画家たちも、ポップカルチャーと関係することがあります。
たとえば、有名な話ですが、ダリはキャンディーのチュッパチャップスのロゴマークをデザインしています。
今回は、スペイン三大巨匠が手掛けたポップミュージックのレコード・ジャケットを紹介しましょう。

ダリがデザインした初期のチュッパチャップスのロゴ(1969年)

 

シンガーソングライターのライモンのジャケットを描いたのは?

ファインアートの画家がポピュラーミュージックのアルバム・ジャケットを描いた最も有名な例は、スペインのシンガーソングライターであるライモンの9枚目のアルバム『Quan L’aigua Es Queixa』でしょうか。
このアルバム・ジャケットをデザインしたのは、同じくスペインの画家であるジョアン・ミロです。
ジャケットにはアーティスト名であるRAIMONの文字と、描いた画家Miroのサインがはっきりと見えます。
アルバム発表当時のミロはすでに功成り名遂げた86歳の大家でしたが、このシャンソン歌手といったいどのようなつながりがあったのでしょうか。

Raimon『Quan L’aigua Es Queixa』1979年(ミロ)

 

友人のためにレコード・ジャケットを描き下ろした画家

ミロと同じくスペイン出身の画家サルバトール・ダリもまた、友人のためにレコード・ジャケットを描いています。
その友人の名前はコメディアンで俳優のジャッキー・グリーソン。
彼がプロデュースしたジャズのレコード『ロンサム・エコー』のレコード・ジャケットは、なんと当時、アメリカで大人気だったダリの描き下ろしです。
画家の名前を示す「Dali 1955」のサインは、ジャッキー・グリーソンの名前と同じくらい大きく書かれています。
また、遠くには楽器が描かれて、音楽のアルバムであることを示しています。

Jackie Gleason『Lonesome Echo』1955年(ダリ)

 

 

ヘヴィメタルはダリがお好き?

ファインアートの画家がジャケットを描き下ろす例はそれほど多くありませんが、ポップミュージックのバンドが、いわゆる名画を借りてアルバム・ジャケットを制作する例は数多くあります。
その中でも、特に人気があるのがダリです。インパクトの強い絵柄が受けて、ヘヴィメタル・バンドなどによく使われています。
たとえば、アメリカのバンドThougut Industry(ソート・インダストリー)のファースト・アルバム『Songs for Insects』です。
これは、正方形のキャンバスに描かれたダリの1936年の名作『茹でた隠元豆のある柔らかい構造(内乱の予感)』を、そのままアルバム・ジャケットに流用しています。
Thougut Industryは、セカンド・アルバム『Mods Carve the Pig: Assassins Toads & Gods Flesh』のジャケットにもダリの絵を使いました。よほど好きだったのでしょうね。
こちらは1945年頃に描かれた『ホメロスの神格化』をトリミングしています。

Thought Industry『Songs for Insects』1992年(ダリ)

 

Thought Industry『Mods Carve the Pig: Assassins Toads & Gods Flesh』1993年(ダリ)

ダリの絵をジャケットに使ったバンドはThought Industryだけではありません。
スロバキアのバンドEmbolism(エンボリズム)のアルバム『…And We All Hate Ourselves』も、一目見ただけでダリの作品だとすぐにわかる絵をジャケットに使用しています。
Thought Industryの2枚のアルバムも、Embolismのアルバムも、どちらもリリースはダリの死後ですが、良い画家は死してなお名を高めるものなのでしょう。アメリカからスロバキアまで、ワールドワイドなダリの名声がしのばれます。
ちなみに音楽は、ヴォーというデス・ボイスがふんだんに入ったヘヴィメタルです。

Embolism『…And We All Hate Ourselves』2000年(ダリ)

 

ダリの絵を好むのがヘヴィメタル・バンドばかりかといえば、そうでもありません。
アメリカのハードロック・バンドのジェイムス・ギャングも、アルバム『Newborn』でダリの絵を使用しています。
ジェイムス・ギャングは1966年にオハイオ州で結成されたバンドで、後にイーグルスに加入するジョー・ウォルシュや、ディープ・パープルに加入するトミー・ボーリンなど、名ギタリストが多数在籍していたことで知られています。
最初のギタリストだったジョー・ウォルシュは早々に脱退し、1975年にはイーグルスの名アルバム『ホテル・カリフォルニア』の録音に参加しています。
その『ホテル・カリフォルニア』と同じ年にリリースされたのが、ダリの絵を使ったジェイムス・ギャングのアルバム『Newborn』です。
当時のジェイムス・ギャングは、トミー・ボーリンが脱退して解散の危機にあり、ボーカルとギターに新メンバーを迎えて“新生”(Newborn)をうたったものでした。卵から人が産まれるダリの絵は、タイトルにもよく合っています。
残念ながら、アルバムは商業的に成功することはなく、1977年に解散してしまいます。

James Gang『Newborn』1975年(ダリ)

 

レコード・ジャケットではないけれど……

スペイン三大巨匠の中で、残念ながらレコード・ジャケットのデザインをしなかったのがピカソです。
その代わりに、珍しい逸品が残されています。
アメリカの俳優であり歌手であり公民権運動の活動家だったポール・ロブソンが、1949年にリリースしたレコード『Songs of Peace』(平和の歌)というものがあります。
このレコードのジャケットではなく、レコードそのものの表面には、ピカソの絵がサインとともにプリントされているのです。
共産党支持者だったピカソは、同じく共産党支持者だったポール・ロブソンに共感するところがあったのでしょうか、平和の象徴である白鳩を描いてエールを送りました。
レコードのデザインと一口に言っても、ミロとダリとピカソ、それぞれの特徴が出ていて面白いですね。

Paul Robeson『Songs of Peace』1949年(ピカソ)

 

 

 

ピカソ・ミロ・ダリ

スペイン三大巨匠作品展

8月5日(月)~8月17日(土)

10:00~18:00 日祝休廊

 

作品展詳細 >>

 

 


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