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ワンマイザーとは?
~ミレニアル世代のストリートアーティスト

フランスを中心に世界中で人気のワンマイザー。
昨年に続いて、今年も11月に来日展の開催が決定しました。
海外に比べて、まだ日本での知名度はそれほど高くないワンマイザーですが、作品を実際に目にされた方から、その批評性や現代性への賞賛の声をいただいています。
今回は、ワンマイザーがどのようなアーティストであるかを改めてご紹介します。

ワンマイザーはいかにしてワンマイザーになったのか?

建物の壁に絵を描くワンマイザー

ワンマイザーは、1987年に南フランスで生まれたアーティストです。
彼は幼少期をアフリカで過ごし、そこで絵を描くことを好きになりました。
その後、10代でフランスに戻り、パリの環状線の壁に描かれたグラフィティを見つけて、ストリートアートに開眼します。
そうして、アート好きのティーンエイジャーは、空き地や鉄道や使われなくなった倉庫などに、こっそりと絵を描くようになりました。
高校卒業後、ワンマイザーは美術学校に進学してアートとデザインを学びますが、学校教育は肌に合わず、最終的には独学で成長しました。
しばらくは壁や建物に絵を描いていたのですが、知り合った人々からキャンバスに描くように勧められ、匿名のストリートアーティストから、ギャラリーで作品を発表する現在のワンマイザーへと脱皮しました。

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世界で最も長いグラフィティは何メートル?

ワンマイザーは若手アーティストとしてイベントにも熱心に参加しました。
その一つが、ドバイで開催された「世界で最も長いグラフィティ」の制作です。
アラブ首長国連邦の皇太子がスポンサーとなったこのイベントに、150人のアーティストの一人として参加したワンマイザーは、2245.4メートルに及ぶ長い絵の一部を担当しました。
絵の内容はアラブ首長国連邦の歴史を表しています。
2014年11月30日に開催され、「Rehlatna(私たちの旅)」と名づけられた完成イベントで、この絵はただちにギネスブックの世界記録を更新することになりました。

Rehlatna: The World’s Longest Graffiti Scroll. Dubai – YouTube

ちなみに6年後の2020年9月には、やはりドバイで、イギリス人アーティストのサシャ・ジャフリが2000平方メートルに及ぶ「キャンバスに描かれた世界で最も大きい絵画」を完成させて、ギネス世界記録に登録されています。

フランスでストリートアートの新星となる

ワンマイザーの業績は徐々に人々に認められるようになりました。
2018年には、クレール・シャンプノワの書籍『ストリートアートとグラフィティ-フランスの例外的なアーティストたち』で紹介された20組のアーティストの1人に選ばれて、代表として表紙を飾る栄誉に浴しました。
また2019年には、フランスの雑誌『GraffitiArt』で、2019年の注目アーティスト50人のうちの1人に選ばれました。
いまフランスで最も将来を嘱望されているグラフィティ・アーティストの一人といってよいでしょう。

書籍『Street art et graffiti – Artistes d’exception en France』Editions du Layeur

雑誌『GraffitiArt: Le Guide De L’Art Contemporain Urbain 2019』GraffitiArt Magazine

バンクシーとのコラボレーション

ワンマイザーの絵の特徴は、美術史の先達はもとより、アニメや漫画などのポップアイコンを大胆に引用した現代性です。
たとえば、以下の作品は、バンクシーが描いたストリートチルドレンと「NO FUTURE」(未来がない)の文字に、ワンマイザーがテレビアニメ「シンプソンズ」の登場人物リサ・シンプソンを描き加えたものです。
バンクシーの作品は、現代の貧困と政府の無策とを批判する内容になっていましたが、ワンマイザーはそこに現代のアニメキャラクターと「W」を加えて、「NOW FUTURE」(今が未来)として、バンクシーの政治的なメッセージを茶化しました。
ワンマイザーの行為は、バンクシーの作品に手を加えることによって、元の絵をより引き立たせていると見ることもできますし、あるいは有名アーティストに乗っかって自作を広くアピールしたと考えることもできます。

ワンマイザーからバンクシーへのオマージュ

バンクシーの描いたネズミの絵と、それを盗むグルーを描いたワンマイザーの絵

ワンマイザーがバンクシーにからんだのは一度だけではありません。
2019年、パリのポンピドゥーセンターの案内板に描かれていたバンクシーのネズミの絵が、案内板ごと盗まれるという事件が起きました。
バンクシーの作品は高く売れるので、このような犯罪がときどき起きるのです。
この事件から数日後、ワンマイザーは近くに別の絵を描きました。
なんとそこには、映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』などで知られるアニメキャラクターの怪盗グルーが、バンクシーのネズミの絵を盗んでいく姿がありました。
実際の盗難事件をアニメキャラクターに置き換えて笑いに昇華した作風は、まさにワンマイザーの真骨頂といえます。
この作品には、バンクシーに対するワンマイザーのひねくれた敬意があふれています。

翠波画廊では、ワンマイザーの作品を取り扱っています。
ぜひご覧になってください。

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