ロサンゼルスから届いた一通のメール~ミスター・ブレインウォッシュとの出会い

突然届いた一通の手紙

ミスター・ブレインウォッシュ
《Mr. & Mrs. Classic II, 2025》
2025年 シルクスクリーン、ミクストメディア
キャンバスパネル、額
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2022年のことです。ある日、翠波画廊に一通のメールが届きました。
送り主は、アメリカ・ロサンゼルスにあるミスター・ブレインウォッシュ(Mr. Brainwash)のスタジオでした。
「作品を取り扱いませんか」という内容です。
今でこそ翠波画廊ではミスター・ブレインウォッシュの作品を数多くご紹介していますが、当時の私は、そのメールを見て素直に喜ぶよりも先に、「このメールは本物なのだろうか」と疑ってしまいました。
というのも、ミスター・ブレインウォッシュは、すでに世界的に知られていたアーティストです。
そんな人気作家のスタジオから、日本の一画廊に突然「作品を扱わないか」と連絡が来るという経験は、それまで30年以上美術商をしてきた私にもありませんでした。
むしろ最初に頭をよぎったのは、詐欺ではないかということでした。

ここから始まるブレインウォッシュとのご縁

ミスター・ブレインウォッシュ
《Forever Starts Here, 2025》
2025年 シルクスクリーン・ミクストメディア
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美術品の取引というのは少し特殊で、作品を仕入れる際、先に代金を支払い、その後に作品が送られてくるというのが一般的です。
長年この仕事をしていると、それが通常の商習慣として身についています。 しかし考えてみれば、その習慣を悪用することもできるわけです。
有名アーティストのスタジオを装って、「作品を送るので代金を振り込んでください」と言われれば、送金した後、作品が届かないということも理屈のうえではあり得ます。
そこで、まず先方から届いたメールアドレスを調べました。
スタジオの情報と照合していくと、正式なミスター・ブレインウォッシュのスタジオから送られてきたメールであることが確認できました。
そこでようやく、「本当にスタジオから連絡が来たのだ」と驚いたことを覚えています。
そこから翠波画廊とミスター・ブレインウォッシュのスタジオとの取引が始まりました。

鮮やかな色彩とポジティブなエネルギー

ミスター・ブレインウォッシュ
《Banksy Thrower, 2025(S)》
2025年 シルクスクリーン・ミクストメディア
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実際に作品を扱ってみると、日本で人気が出る理由もよく分かります。
ミスター・ブレインウォッシュの作品には、どこかで見たことがあるような人物やイメージ、ポップカルチャーを思わせるモチーフが次々と登場します。
しかし、それらを単に引用するだけではありません。
鮮やかな赤や青、黄色、ピンク。スプレーや文字、グラフィティを思わせる表現を大胆に重ねながら、最後には不思議なほど明るく、前向きな作品へとまとめ上げてしまいます。

「Life Is Beautiful」人生は美しい
「Love Is the Answer」愛こそが答え
「Follow Your Dreams」夢を追いかけよう


作品に登場する言葉も、実にストレートです。

 

現代アートというと、「意味が分からない」「難しそう」と感じる方もいらっしゃいますが、ミスター・ブレインウォッシュの作品には、まず見た瞬間に人を楽しませる力があります。
色が楽しい。モチーフが面白い。部屋に飾ったら空気が変わりそうだ。
その直感から作品に入っていけるのです。

作家スタジオから直送の新作をご用意

ミスター・ブレインウォッシュ
《Balloon Girl, 2025 (Sorry !)》
2025年 シルクスクリーン・ミクストメディア
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実際、翠波画廊でご紹介するようになってから、日本のお客様にも大変好評で、多くの作品をお求めいただいてきました。
そして、私自身がこの作家を扱ううえで何より安心できるのは、作品がロサンゼルスのスタジオから直接届くことです。
美術品では、作品が「どこから来たのか」という来歴は非常に重要です。
翠波画廊が扱うミスター・ブレインウォッシュ作品は、作家のスタジオから直接仕入れています。
作品がどのような経路をたどってきたのかが明確であることは、お客様に安心して作品をお選びいただくうえでも大きな意味を持つと思っています。

 

ちょうど現在、東京銀座店では、ミスター・ブレインウォッシュ作品の展示販売会を開催しています。
今回の展示では、これまでご紹介してきた人気作品に加えて、ロサンゼルスのスタジオから届いたばかりの新作もご覧いただけます
写真で見るのと、実物を見るのとでは、やはり印象が違います。
画面いっぱいに広がる色彩の強さ、絵具や素材の重なり、文字やモチーフの細部。
そして何より、作品の前に立ったときに感じる独特のエネルギーがあります。

初めての現代アート作品としてもおすすめの一枚

ミスター・ブレインウォッシュ《Forever Minnie》
シルクスクリーン・ミクストメディア
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2022年、半信半疑で開いた一通のメールから始まったミスター・ブレインウォッシュとのご縁。
それから作品を仕入れ、多くのお客様にご紹介し、今では翠波画廊を代表する現代アーティストの一人となりました。
銀座にお越しの際には、ぜひ実物をご覧いただきたいと思います。
現代アートをすでにお好きな方はもちろん、「今まで現代アートを買ったことがない」という方にも楽しんでいただける展覧会です。

作品を前にして、まず理屈ではなく、
「これは面白い」
「この色が好きだ」
「家に飾ったら楽しそうだ」

と感じていただければ、それが作品との出会いの始まりなのだと思います。
ロサンゼルスから銀座へ届いたばかりのミスター・ブレインウォッシュの新作を、ぜひこの機会にご覧ください。

 

翠波画廊 髙橋芳郎

 

 

翠波画廊代表 髙橋芳郎

株式会社ブリュッケ(翠波画廊)代表取締役。
美術大学卒業後、都内の画廊での修行を経て、1990年に独立。 2001年、故郷の秀峰の名を冠した「翠波画廊」をオープンさせる。
以降長きにわたり、ピカソ、マティス、藤田嗣治、ユトリロ、ローランサン等フランスの近代巨匠から、
ウォーホル、キース・へリング等現代アートまで幅広く扱う。

 

 

【好評開催中】ミスター・ブレインウォッシュと現代アート展

作家スタジオから届いたばかりの最新作を携え、ブレインウォッシュ作品の特別販売会をを開催しております。
ストリートアートの自由な精神、ポップアートの鮮やかな色彩、そして何より彼が放つ圧倒的なエネルギーを、ぜひ会場でご体感ください。

 

 

【東京銀座店】会期|8月21日(金)〜9月5日(土)

 

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