長谷川潔 作品・版画販売|銅版画・マニエール・ノワール
翠波画廊では、長谷川潔の作品・版画を販売しています。
漆黒の深い階調で知られるマニエール・ノワール(メゾチント)をはじめ、ビュラン、アクアタント、ポアント・セッシュなどの銅版画を中心に、油彩などの肉筆作品まで幅広くご紹介しています。小鳥、魚、花、果実、窓辺の静物やフランスの風景など、長谷川潔を代表する作品をお探しいただけます。
長谷川潔の作品一覧
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長谷川潔の価格帯と選び方

長谷川潔はマニエール・ノワールをはじめ、ビュラン、ポアント・セッシュ、オー・フォルト、アクアタントなど多様な銅版画技法を駆使して作品を残しました。
以下は、長谷川潔作品を購入する際のおおよその価格帯の目安です。実際の販売価格は作品ごとに異なります。
・銅版画作品
比較的小型のエッチング、ビュラン、ポアント・セッシュなどでは、30万円前後から100万円程度で購入できる作品もあります。
一方、長谷川潔を代表するマニエール・ノワール(メゾチント)の作品では、モチーフやサイズ、制作年代などによって、100万円前後から200万円程度が一つの目安となります。
「小鳥と魚の友愛」「メキシコの鳩」「狐と葡萄」など、長谷川潔らしい静物や小鳥、植物を描いた人気作品、限定部数の少ない作品、希少な作品では、300万円を超える価格になる場合もあります。
・油彩・肉筆作品
長谷川潔は銅版画家として広く知られていますが、油彩などの肉筆作品も残しています。
版画に比べて市場に出る機会が少なく、サイズ、制作年代、作品内容によって価格は大きく異なります。希少な肉筆作品では数百万円規模になることもあります。
同じ長谷川潔作品でも価格には大きな幅がありますので、「長谷川潔ならいくら」と考えるのではなく、その作品が作家の中でどのような位置づけにあるのかを見ることが大切です。
ご予算をお伝えいただければ、現在販売中の作品からご希望に合うものをご提案いたします。
長谷川潔作品の購入ポイント
1.版画技法を確認する
長谷川潔は、マニエール・ノワールだけでなく、ビュラン、ポアント・セッシュ、オー・フォルト、アクアタントなど、多様な銅版画技法を使いました。
技法によって線の表情や黒の深さ、作品の印象が大きく異なります。
なかでもマニエール・ノワールは、漆黒の中からモチーフが光を帯びて浮かび上がるような独特の表現を持ち、長谷川潔を代表する技法として知られています。
2.モチーフから選ぶ
長谷川潔の作品には、小鳥、魚、花、樹木、果実、古い村、窓辺などが繰り返し登場します。
特に小鳥や植物を組み合わせた静物は、長谷川潔ならではの静謐で象徴的な世界を楽しめる作品として人気があります。
まずは、ご自身が長く見ていたいと感じるモチーフから選ぶのもおすすめです。
3.制作年代を見る
長谷川潔は長い制作活動の中で、さまざまな銅版画技法を研究しながら独自の表現を深めていきました。
初期のポアント・セッシュやエッチングから、成熟期のマニエール・ノワールまで、制作年代によって作品の特徴が異なります。
オリジナル版画では、作家の直筆サイン、エディション番号、制作年などが重要な確認事項となります。
EA(作家保存版)など通常の限定番号とは異なる表記がある作品もありますので、作品ごとに確認することが大切です。
5.カタログ・レゾネと保存状態を確認する
長谷川潔のオリジナル版画には作品総目録であるカタログ・レゾネがあり、作品名、制作年、技法、サイズ、エディションなどを確認する重要な資料となります。
また、紙作品のため、シミ、ヤケ、退色、折れなどの保存状態も購入前に確認したいポイントです。
長谷川潔作品の真贋と保証について

翠波画廊では、技法、制作年代、サイズ、サイン、エディション、来歴などを確認し、長谷川潔の版画については、玲風書房刊『長谷川潔の全版画』などのカタログ・レゾネとも照合しています。
カタログ・レゾネには、それぞれの作品に作品番号が付され、制作年、技法、サイズ、限定部数などが整理されています。
例えば、同じ図柄が存在するからといって、目の前の作品が自動的にオリジナル版画であるとは限りません。
購入時には、カタログ・レゾネへの掲載、制作年代、技法、サイズ、直筆サイン、エディション、紙や刷りの状態、来歴などを総合的に確認することが大切です。
また、長谷川潔には後年に制作された複製版なども存在するため、生前のオリジナル版画なのか、後に制作された作品なのかを明確に確認することも重要です。
翠波画廊では、真作と判断した作品のみを真作保証付きで販売し、ご購入を検討されている作品について、確認できる資料や作品情報を事前にご説明いたします。
ご購入に安心の3つの保証
保証1
真贋には細心の注意を、真作保証
取り扱う作品は真作と判断した
本物の作品だけをご案内しております
保証2
ご購入後30日以内の返品保証
部屋に飾って合わない場合、
ご購入後30日以内でしたら返品を承ります
長谷川潔作品でよくあるご質問
長谷川潔の代表的な版画技法は何ですか?
最もよく知られているのがマニエール・ノワールです。そのほか、ビュラン、ポアント・セッシュ、オー・フォルト、アクアタントなど多様な銅版画技法を使っています。
マニエール・ノワールとは何ですか?
銅版全体を一度黒く刷れる状態にしたうえで、明るくしたい部分を削りながら階調を作る銅版画技法です。メゾチントとも呼ばれ、深い黒と繊細な明暗表現が特徴です。
長谷川潔のオリジナル版画とは何ですか?
長谷川潔が版画作品として制作に関わり、生前に限定部数で制作された作品を指します。技法、制作年、サイン、エディション、カタログ・レゾネなどを確認することが重要です。
長谷川潔作品には直筆サインがありますか?
生前のオリジナル版画には、鉛筆による直筆サインが入る作品が多くあります。ただし作品によって仕様が異なるため、作品ごとに確認が必要です。
エディション番号が若い方が価値は高いですか?
一般的には、番号が若いという理由だけで価値が高くなるわけではありません。作品の希少性、モチーフ、制作年代、保存状態などの方が価格に大きく影響します。
長谷川潔作品の本物はどのように確認しますか?
制作年、技法、サイズ、サイン、エディションなどを確認し、玲風書房刊『長谷川潔の全版画』などのカタログ・レゾネとも照合して総合的に判断します。
カタログ・レゾネとは何ですか?
作家が制作した作品を調査し、作品名、制作年、技法、サイズ、限定部数などを体系的に整理した作品総目録です。長谷川潔の版画を確認するうえでも重要な資料です。
長谷川潔には油彩作品もありますか?
はい。銅版画家として広く知られていますが、油彩などの肉筆作品も残しています。版画に比べて市場に出る機会が少なく、希少性があります。
東京・大阪で実物を見ることはできますか?
はい。東京・銀座店、大阪・梅田店でご覧いただける作品があります。作品によって展示場所が異なりますので、ご希望の作品がある場合は事前にお問い合わせください。
オンラインでも購入できますか?
はい。作品の画像、保存状態、技法、サイン、エディション、カタログ・レゾネ掲載情報などをご説明し、ご来店いただかなくても購入についてご相談いただけます。
【長谷川潔 関連コラム】
長谷川潔略歴
| 1891年 | 長谷川潔、神奈川県久良崎郡(現神奈川県横浜市)に生まれる |
|---|---|
| 1911年 | 葵橋洋画研究所、翌年に本郷洋画研究所にて黒田清輝や岡田三郎助ら師事 |
| 1913年 | 日夏耿之介らの同人誌「聖盃」の表紙を担当。この頃より銅版画の制作を始める |
| 1916年 | 永瀬義郎ら共に最初の版画グループ「日本版画倶楽部」結成 |
| 1918年 | 銅版画技法習得のためアメリカ経由で渡仏 |
| 1919年 | 木口木版画、リトグラフ、銅版画などあらゆる版画の技術を研鑽する。 |
| 1921年 | モンマルトルの絵具商ココオズで偶然デュフィに会い、以後交友する。 |
| 1922年 | この年、初めてリトグラフ(石版画)を制作する。マニエール・ノワール技法(メゾチント)に用いるイギリス製のベルソーを手に入れる。 |
| 1924年 | 独立画家版画家協会にデュフィのすすめで入会。マティス、ピカソ、シャガールなどと並んで、1935年解散するまで毎年作品を発表。マニエール・ノワール(メゾチント)を苦心研究、近代的表現を持って復興、また誰も試みなかった純粋の風景画をマニエール・ノワール(メゾチント)で制作し、長谷川潔の名は次第にフランス画壇に認められる。 |
| 1926年 | フランスで長谷川潔、初個展。サロン・ドートンヌ版画部会員となり、フランス画壇で確固たる地位を築く。 |
| 1930年 | 「航空と美術」国際展(パリ)に銅版画出品、航空大臣1等賞獲得 |
| 1935年 | フランス政府よりレジヨン・ドヌール勲章授与 |
| 1938年 | パリ市へ「アレキサンドル三世橋とフランス飛行船」(1930)寄贈する。 |
| 1945年 | 第二次世界大戦末期、パリの中央監獄とドランシーの収容所に監禁される。 |
| 1951年 | ルーヴル美術館が、2点のビュラン彫りの作品の特別刷と原版を買い上げる。作品はフランス文部省が購入。 |
| 1960年 | サロン・ナショナル・デ・ボザール版画賞受賞。 |
| 1964年 | フランス芸術院通信会員推挙 |
| 1966年 | フランス文化勲章受章。現代日本美術展特賞受賞。 |
| 1967年 | 勲三等瑞宝章受章 |
| 1968年 | 東京の大丸百貨店、京王百貨店にて長谷川潔展を開催。 |
| 1975年 | フランス国立貨幣・賞牌鋳造局において葛飾北斎、藤田嗣治に続く日本人画家の3人目として肖像を浮彫したメダルが鋳造される。 |
| 1980年 | 京都国立近代美術館で自選作品160点による長谷川潔展が開催される。長谷川潔、一度も日本に帰ることなくパリにて逝去。享年89歳 |