翠波画廊代表・髙橋芳郎による著書4作目が発売開始

長年、画廊という“現場”で数え切れないほどの作品と人に向き合ってきた、翠波画廊オーナー・髙橋芳郎が、アートの本質をやさしく解き明かす
ー本書はその経験を凝縮した、待望の4作目です。

絵を見る喜びとはどこにあるのか。なぜ人は作品に惹かれるのか。
日々お客様と作品の前で交わしてきた視点や気づきをもとに、アートが持つ魅力と価値を、わかりやすく読み解いていきます。

難しい理論よりも、“目の前の一枚をどう見るか”に寄り添う内容だからこそ、アートに興味がある方はもちろん、これから楽しみ方を知りたい方にも最良の入門書となるはずです。

アートの見方がふっと軽くなるような、多くの気づきと学びが詰まった一冊を、ぜひこの機会に手に取ってみてください。

「なぜ人はアートに惹かれるのか
―知識人や富裕層がアートを買う理由、美と所有の本質」

単行本：228ページ
出版社：晶文社
著者：髙橋芳郎

価格：1,870円（税込）

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『なぜ、人はアートに惹かれるのか』ー著者コメント

このたび、私・高橋芳郎の新刊『なぜ、人はアートに惹かれるのか』が、12月3日に出版されることになりました。

長年、画廊でお客様とアートの魅力について語り合ってきた経験を基に、「アートをもっと身近に感じていただきたい」という思いを込めて書いた一冊です。

「絵は好きだけれど、どう見ればいいのかわからない」─そんな声をこれまで数えきれないほど耳にしてきました。
実はその戸惑いには理由があります。
ロマン主義以降に広がった“心で味わう鑑賞”と、現代アートに見られる“作り手意図を読み解く鑑賞”という、二つの鑑賞方法が美術館など同じ空間に共存しているためです。

本書ではまず、私が大切にしてきた“見る喜び”に立ち返りながら、歴史の流れを踏まえた二つの鑑賞法をやさしく解きほぐします。
さらに、アートを「経済的・社会的・本質的」という三つの価値軸で整理し、名画の前で自分の感性に自信が持てるようになるアートの買い方・選び方も紹介した“実践ガイド”としてまとめました。

アートをより自由に、より豊かに楽しめるようになることで、皆さまの日常にも新しい視点や彩りが生まれるはずです。　　　（髙橋芳郎）

第一章　人はなぜアートに惹かれるのか
第二章　なぜアートをわかりにくいと感じる人が多いのか？
第三章　アートに宿る見えない価値
第四章　アート所有の楽しみ
第五章　資産としてのアート
第六章　アートの買い方・選び方
第七章　これからの時代のアートの価値

著者紹介　髙橋芳郎　
株式会社ブリュッケ　代表取締役

1961年　愛媛県生まれ
1983年　多摩美術大学彫刻科卒業後、現代美術の専門学校Bゼミにて現代美術を学ぶ
1985年　美術展覧会の企画運営会社、株式会社アートライフに入社
1988年　退社、美術商を目指して独立
1990年　株式会社ブリュッケを設立
1996年　東京・銀座に「翠波画廊」を開店、その後2001年に京橋に移転、2025年に銀座1丁目に移転し現在に至る
2023年　大阪ハービスPLAZA ENT内に「翠波画廊　大阪梅田店」を開店

著書に『値段で読み解く魅惑のフランス近代絵画』（幻冬舎）『アートに学ぶ６つのビジネス法則』（サンライズパブリッシング）『画商が読み解く西洋アートのビジネス史』（ディスカヴァー・トゥエンティワン）