この作家の作品一覧
作品について
赤い煙草を吸う男
964年ごろからピカソは、地中海沿いで静養をしながら、自画像として青と白の縞模様の服を着た人物像を多く描いており、これは自身のリラックスした姿を描いた自画像だととらえることができます。
無類の愛煙家で、制作の際も煙草を手放さなかったと言われるピカソですが、80代に入ると健康のために禁煙を始めたとされています。いずれは吸うことができなくなる煙草への哀惜を込めたかのような、ユーモラスな自画像としての面白さがある作品です。