小磯良平作品が新入荷!
翠波画廊では久しぶりとなる、待望の小磯良平の油彩作品が新入荷いたしました。
ぜひこの機会にご高覧下さい。
独自の画境を開いた小磯の
気品あふれる逸品
いまでは国内の多くの美術館に作品が収蔵され、故郷である神戸には個人美術館も開館している小磯良平。
迎賓館赤坂離宮の大広間の壁画や、製薬会社の広告となる作品も制作しており、当時より国民的画家として親しまれていた小磯良平作品は、どこかで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

小磯良平は若くしてその能力を開花させた、たぐい稀なる画家のひとりです。
幼いころから紙と鉛筆さえあれば、いつまでも絵を描いていたという小磯。様々な作家の作品を見て、自身の作品にその技術を取り込み、努力の人として知られています。
そのかいあって東京美術学校(現:東京藝術大学)の西洋画科に入学し、荻須高徳をはじめとする優秀な同級生と肩を並べる中、在学中に帝展に出品した作品が、なんと特選に輝きます。
当時、美術学校では出品を禁じていましたが、23歳の画学生が描いたとは思えない完成度の高さを誇るこの作品で、小磯は画壇に鮮烈なデビューを果たしたのです。
その後、首席で美術学校を卒業し、念願であったフランスへ留学。ドガやマネ、コローといった巨匠たちの作品を熱心に鑑賞したり、バレエやオペラといった本場の芸術に触れ、欧州の文化を持ち帰ります。
日本に戻り、「欧州絵画の古典的な技法を日本の洋画に根付かせる」ことをモットーに、独自の画境を開きました。
そんな小磯の描く、親しみやすくモダンでありながら、気品を兼ね備えた人物画が新入荷!
ぜひこの機会に、ご検討ください。
新入荷作品はこちら!
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小磯良平「少女」

制作:1976年
技法:油彩
画寸:8号(45.5x33.3㎝)
*小磯良平鑑定委員会の鑑定書付
小磯良平の確かな観察眼とデッサン力で描かれた、若い女性の肖像。艶やかな肌の質感や、たっぷりとした布を使用した洋装の細部に至るまで、巧みな陰影をつけて描いています。
小磯は1953年より18年間、母校である東京美術学校にて教鞭をとり、後進の育成に力を入れ、日本の洋画界に貢献しました。
1971年に退官し、名誉教授となった後も、本作のようなアカデミックでありながら、若い感性をも取り入れたような、親しみのある雰囲気を醸す作品を制作しており、1979年には文化功労者として顕彰されました。
小磯作品の魅力でもある、独自の清澄感を感じさせる麗しい女性の肖像画は、いまも根強い人気を博しています。
ぜひこの機会に、小磯良平の逸品をご自宅や会社で飾ってみませんか?
今回のご案内作品は、現在翠波画廊東京店にてご覧いただけます。
ぜひこの機会にご高覧下さい。
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