版画の価格差

絵画の買い方・選び方
絵画全般
版画について

作家によって制作されたオリジナル版画は美術品としての価値を持ちますし、売買の対象になり需給関係で価格差が生じます。当然、人気作家の作品は高くなります。また、同じ作家の作品でもその作家の特徴的な図柄を描いたものや、その画家が美術史的に評価されることになった学術的評価の高い作品であれば高くなります。

 

版画も作家の製作した作品ですから、同じ基準で価格の高低が決まるのですが、版画が一点物の作品と違うのは版画が複数芸術だということです。同一の作品が複数あるわけですから、どんなにすばらしい作品でも刷られた数が多ければ一点当たりの価格も安くなります。先に述べましたようにオリジナル版画は限定数を決めて作られるますが、限定数は何枚までという制限はありません。20世紀に入ってからの巨匠の場合、50〜250枚くらいを目安に作られることが多かったのですが、ピカソ、シャガール、マチスなどは生前から人気があり、版画の価格も高かったため、市場の要望と出版元の意向で大部数刷り(ラージエディション)の版画が出版されました。

 

ラージエディションといっても何枚以上をそう呼ぶかは曖昧です。私の認識としては500枚以上をラージエディションと考えています。ラージエディションの版画はそれ自体が売られたのではなく、版画の出版元が発行する画集などに挿入され、作家のオリジナル版画付きの豪華本として売られました。その場合、だいたい5000部限定で作られることが多かったようです。当然、限定数が多いということは一枚当たりの価格も廉価になります。しかし、廉価であるからと言って作家のオリジナル版画であることに変わりはありません。その様な手軽にかえる巨匠のラージエディションの版画は、版画の愛好家への巨匠からのプレゼントだと思います。

 

 

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