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今では向かって左下にエディション、右下にサイン(署名)をするのが世界的なコンセンサスとなっていますが、画面右下にサインをするようになったのは19世紀末頃からです。
それでも版画にサインをするというのは珍しいことで、19世紀を代表する画家ミレー、コロー、マネなどのオリジナル版画にサインをしたものを見たことはありませんし、実際にサインをしたものは無いのだと考えます。20世紀に入ってからもルノワールやドガが版画を作っていますが、画面上の刷り込まれたサインは有っても直筆サイン入りの版画は見たことがありません。

▲左下にエディション、右下にサインが現代では一般的
やはりサインがオリジナル版画の必須条件となったのは、1960年のウィーンでの国際造形美術会議以降です。それ以前の20世紀の巨匠による版画でも、エディション、サインの無いもの、あるいはエディションが無くサインだけがされたものといろいろなパターンが存在します。
連作版画や装画本としてセット売りされた版画の場合などは、作品の仕様や限定数、版元や制作年が記載された「奥付」と呼ばれるページにまとめてサインされている場合もあり、一点一点の版画にはサインが有りません。そんなことから今日の常識に当てはめてサインが無ければ美術的価値が低いのではないかと思われている方もいるかもしれませんが、版画にサインをする習慣が無かった当時の版画にサインが無いというのは不自然なことではありません。ピカソの1913年にヴォラールによって出版された、サルタンバンクシリーズのなかの「貧しき食事」という250部限定で作られた版画など、サインはされていませんが1点の版画で良い状態の作品であれば何千万円級という値段が付きます。

▲シャガール「ダフニスとクロエ:春」
マージンが裁ち落とされている250部限定のリトグラフ
また同じ版画でサインの有るものと無いものでは、一例としてシャガールのダフニスとクロエのシリーズの中の作品で比較しますと、この挿画本に挿入された版画はマージンが裁ち落されて250部がセットで売り出されました。
出版直後あまりにも好評だったため、少し遅れてマージン付き(周りに余白が有り)の60部のエディションとサインがされたものが出版されました。このシリーズは42枚で構成されていますが図柄によって価格は全然違います。
出版直後あまりにも好評だったため、少し遅れてマージン付き(周りに余白が有り)の60部のエディションとサインがされたものが出版されました。このシリーズは42枚で構成されていますが図柄によって価格は全然違います。
なかでも最も人気のある「果樹園」という作品は見開きのダブルサイズの作品ですがサインが無くても300万円以上します。また別の図柄で「ブリュアクシス将軍の夢」という作品は、同じダブルサイズですが黒を基調とした暗い作品で、あまり人気が無いためにサインが無いものは180万円位でサイン入りの版画でも250万円位しかしません。ということは版画の価格を左右するのはサインの有無ではなくあくまでも版画の質と描かれた図柄です。サインはあくまでも付加価値程度と考えてください。
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