エコール・ド・パリとは

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20世紀初頭、「芸術の太陽はパリにしか輝いていない」とシャガールが憧れたように、世界中の芸術家たちを惹きつけた芸術の中心地は、パリでした。様々な国から、画家や彫刻家、画商、評論家などがパリに集まり、盛んに芸術運動も起きていました。しかし、そうした共通する政治思想を持つことや、特定の芸術運動に加わることなく、自由な生き方のうえでそれぞれの出身国の民族性を色濃く反映させた絵画を表現しようとした画家たちがいました。そのように世界各国から集まってきた外国人画家を総称して、エコール・ド・パリ(パリ派)と呼びます。

 

「ル・ドーム・モンパルナス」
1920年代エコール・ド・パリの
画家たちが集ったことで有名

エコール・ド・パリの画家たちは、セーヌ川北部に位置するモンマルトルや、南部のモンパルナスなどに居を構え、交友を深めつつ、創作活動に精を出していました。特にモンパルナスには、家賃の安い貸しアトリエが蜂の巣のように集まっていることから、ラ・リューシュ(蜂の巣箱)と呼ばれ、外国人芸術家たちが多く住んだといいます。

 

主な画家としては、故郷ロシアの思い出などを幻想的に描いたシャガール、瞳の強調された光彩が印象的な人物を描いたイタリア出身のモディリアーニ、ゴッホから影響を受けたという激しい筆致が特徴のヴラマンク、そして日本人としてただ一人パリへと渡った藤田嗣治など、今に名を残す巨匠たちが挙げられます。
また、外国からの画家だけではなく、パリで彼らと同様に創作活動を行っていたフランス出身の画家として、パリの裏町や小路の風景を静かに描いたユトリロや、おぼろげな影を帯びた淡い色調で独特の女性世界を描いたローランサンなども、広い意味でエコール・ド・パリと呼び表します。

 

彼らはモンパルナスのカフェや誰かのアトリエに集まってはサロンのような雰囲気で刺激し合っていました。 たとえ生活は貧しくとも互いの違いや感性などを理解し、受け入れ、成長することで芸術性を高めていったのでしょう。彼らの存在は、後世の画家たちにも大きな影響を与えました。

 

日本のみならず世界的にも人気の高い、出身国も画風も異なる個性的な画家たちが、自由に筆を走らせて独自の世界を確立させた、この魅力的なエコール・ド・パリに焦点をあてた当画廊では、その息吹を少しでも感じていただけるよう、彼らの作品を豊富に取り揃えております。

 

 

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お部屋に何か作品を飾りたいのだけど初めてで選び方がわからない方、贈り物にどのような絵を選んだら良いのだろうなど、お客様の疑問や不安などを懇切丁寧に解消し、安心してお買い求めいただけるよう経験豊富なスタッフが精一杯お手伝いさせていただきます。
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