fbpx
画廊会員 募集中!! お問い合わせ

どんな画家が、紙幣の顏になっているの?(5)欧州・番外編
~ウクライナの国民的画家・詩人とは?

日本政府は新元号「令和」に続いて、2024年の新紙幣発行を発表しました。
新紙幣の肖像画には、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の3名が予定されています。
残念ながら今回も画家は入りませんでしたが、千円札の裏面には葛飾北斎の富嶽三十六景が印刷されるそうです。
紙幣の肖像画は、まさにその国の顔です。
フランスではセザンヌやドラクロワ、イタリアではラファエロやカラヴァッジオ、オランダではレンブラント、スペインではベラスケス、ノルウェーではムンクが、その国を代表する画家として紙幣に印刷されてきました。
ヨーロッパでは、他にどのような画家が紙幣に登場しているでしょうか。

 

ベルギーの表現主義のリーダーとは?

ベルギー1000フラン紙幣
(コンスタン・ペルメーク)

以前の記事「どんな画家が、紙幣の顏になっているの?(2)欧州編」では、ベルギーの紙幣に登場する画家として、ジェームズ・アンソールとルネ・マグリットの2人の近代画家を紹介しました。
両名ほどの国際的な知名度はありませんが、ベルギーでは非常に愛されている画家がもう一人、紙幣に登場しています。
その名はコンスタン・ペルメーク。
アンソールやマグリットらとともに、フランドル表現主義を主導した画家・彫刻家です。アンソールが100フラン紙幣、マグリットが500フラン紙幣であるのに対し、ペルメークは1000フラン紙幣ですから、考えようによっては最も格上です。

コンスタン・ペルメーク(1886-1952)
『毎日のパン』

もちろん、3人ともベルギーに個人美術館を持つ人気画家です。ちなみに、マグリット美術館は首都ブリュッセルに、アンソール美術館は海沿いの街オステンドにあります。ペルメーク美術館はオステンデの隣にある小さな町ヤベックにあります。ここは画家が晩年を過ごした家でした。
ペルメークの絵は、農民や漁師などの労働者を力強い線で描いたものが多く、共産主義をイメージさせるものが多かったためか、ナチスがベルギーを占領した際に弾圧されました。理想の美を表現しない退廃芸術と見なされたのです。
ナチスに屈せずに芸術活動を続けたペルメークはその思想も賞賛されています。ペルメークの生涯は、1985年のドキュメンタリー映画『ペルメーク』(日本未公開)にまとめられています。
ちなみに彼は1886年生まれですから、日本でいえば藤田嗣治と同年の生まれになります。

 

 

ウクライナの二宮尊徳とは?

ウクライナ旧100フリヴニャ紙幣
(老いたタラス・シェフチェンコ)

次に東ヨーロッパに目を向けてみましょう。
クリミア半島の領有権をめぐってロシアとの関係がきな臭くなっているウクライナには、タラス・シェフチェンコという国民的画家・詩人がいて、紙幣の顔になっています。
このシェフチェンコは画家ばかりでなく詩人としても優れていて、ウクライナ近代文学の始祖と高く評価されています。

タラス・シェフチェンコ(1814-1861)
『キャサリン』

ロシア帝国の支配に対してウクライナの農奴を解放しようと政治運動も行い、皇帝を批判する詩を書いたために、合計10年間流刑の憂き目にあいました。流刑の間はペンも筆も禁止されたそうですから、さぞ辛かったことでしょう。
釈放後も秘密警察の監視下にあったといわれるシェフチェンコは、流刑中に患ったリウマチと心臓病のため、47歳で亡くなりました。
上記のような経歴からウクライナ国内での人気が非常に高く、キエフを始め、数多くの都市にタラス・シェフチェンコの銅像が建てられています。

ウクライナ新100フリヴニャ紙幣
(若いタラス・シェフチェンコ)

ウクライナ国内だけでなく、アメリカやカナダやアルゼンチンなど、ウクライナ移民の多い街には必ずといっていいほどタラス・シェフチェンコの銅像があるそうです。日本で言うところの二宮尊徳(金次郎)でしょうか。
1814年生まれのシェフチェンコは、フランスで言えばミレーと同い年になります。
また、ウクライナは2006年に紙幣をリニューアルしましたが、肖像に選ばれた人物はそのままにデザインだけを変更したので、コインショップに行くと2種類のタラス・シェフチェンコ紙幣を見ることができます。

 


アートをもっと身近に感じてみませんか?

知ってて得するアートコラム、新入荷作品情報、お買い得の特別価格作品情報など、お役立ち情報をお届けしています。

 

【配信コンテンツ】

 

1. アートコラム(月3~4回配信)

 読むだけで最新のアートシーンや絵画の知識が身につくコラム。  アート初心者からコレクターの方まで必読です。

2. イベント情報

 画廊でのワークショップやセミナーのご案内をいち早くお知らせ!

3. 新入荷作品情報

 ホームページ公開前の作品をはじめ、入荷したばかりの注目作品をご紹介!

4. メルマガ会員限定-特別価格作品情報-

 メルマガ限定でのシークレットセールをご案内。  気になる作品をお手頃で手にしていただけます。

5. 展示会のご案内

 翠波画廊で開催する展覧会や、全国百貨店での作家来日展情報などをお知らせいたします。

 

お得情報満載! 無料配信メルマガ! ぜひご登録ください ↓↓

※半角英数でご記入ください。

プライバシーポリシーはこちら

 

 

翠波画廊代表・髙橋 2作目はアートで学ぶビジネス

未来のビジネスに必要なアートの力、気になりませんか?
画廊経営歴30年だからこそ語れる、アートで学ぶビジネスのヒントをご紹介。

 

アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」

 

単行本:251ページ
出版社:サンライズパブリッシング
著者:髙橋芳郎

 

価格:1,500円(税別)
amazon等ネットでもご購入いただけます。

 

amazonページはこちら >>

 

翠波画廊でも発売中! ※通常配送料無料

 

 


芸術はよくわからない、アートは難しいなどと思っていませんか?

絵画の価格はどうやって決まるのか、画商の視点でわかりやすく解説。
読後はアートを身近に感じて美術館に行ってみたくなるはずです。

 

「値段」で読み解く 魅惑のフランス近代絵画

 

単行本:302ページ
出版社:幻冬舎
著者:髙橋芳郎

 

価格:1,400円(税別)
全国有名書店、amazonでもご購入いただけます

 

amazonページはこちら >>

 

翠波画廊でも発売中! ※通常配送料無料

新聞、雑誌でも紹介されました!

「サンデー毎日」

本とのふとした出会いで幼いころの自分を思い出す
幼いころ、絵画鑑賞が趣味だった母に連れられて、よく展覧会を訪れた。・・・

「週刊文春」

銀座で二十六年、近代絵画の作品を扱ってきた画廊オーナーが、「値段」を切り口に絵画の見方を提案。作品の価格は画家の人生の起伏をも表す。

「月間アートコレクターズ」

世に美術市場を扱った書は数あるが、印象的なタイトルと装丁家として日本を代表する鈴木成一の手になる雰囲気ある装丁の本書は、翠波画廊を構える髙橋氏の書き下ろし。・・・

「北日本新聞」

セザンヌ、モネ、ルノワールやゴッホ、ピカソ、シャガールら近代美術の巨匠たちの絵の値段について考えたことはあるだろうか。・・・

アートコラム一覧

私たちにできること

1

絵画購入のご相談

些細なこともお気軽にご相談ください。
30日以内の返品保証など
安心のサービスをご用意

2

お部屋やご予算に合わせた
絵画のご提案

お客様のご要望をお伺いし、
1,500点以上の豊富な作品から
最適な一枚をご提案いたします。

3

絵画を使った節税対策

経費で絵をご購入の方へ、
作品のご提案から購入の流れまで
ご案内いたします。

絵画を買って節税?