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どんな画家が、紙幣の顏になっているの?(1)イタリア編
~ルネサンスの三巨匠からカラヴァッジオまで

日本の紙幣に掲載されているのは、そのすべてが文化人です。2019年現在、一万円札は慶應大学を創設した福沢諭吉、五千円札は作家の樋口一葉、千円札は科学者の野口英世です。過去には、千円札の伊藤博文、一万円札の聖徳太子、五百円札の岩倉具視など政治家が多かったのですが、自国の権益のために働く政治家よりも文化人のほうが国際的に受け入れられやすい時代になったのでしょう。世界的に文化人の採用が多くなっています。
日本の紙幣の歴代人物を振り返ると、まだ画家がいないことに気づきます。しかし、世界的に見ると紙幣への画家の採用はとても多いのです。いったい、どんな画家が紙幣に掲載されているのでしょうか?

 

世界の国々のなかで、最も多く画家を紙幣に登用しているのはどの国だと思いますか?芸術の都パリを擁するフランスでしょうか?いいえ、実はルネッサンスが生まれたイタリアです。18世紀まで、芸術の本場といえばイタリアであり、フランスの美術アカデミーは、有望な人材をわざわざ国費でイタリア留学させていたくらいです。では、イタリア画家では誰が紙幣になっているのか?

 

もちろん「モナ・リザ」のダ・ヴィンチは外せません。
1967年発行とかなり古い紙幣になりますが、それだけ早くから採用されていたのです。

 

イタリア5万リレ紙幣(ダ・ヴィンチ)

ダ・ヴィンチ(1452-1519)「モナ・リザ」

 

ダ・ヴィンチのライバル、ミケランジェロも登場しています。
ダ・ヴィンチよりも額面が小さいところが、本人的に不本意かもしれません。

 

イタリア1万リレ紙幣(ミケランジェロ)

ミケランジェロ(1475-1564)「アダムの創造」

 

ルネサンス三代巨匠の中で最も高額紙幣に選ばれたのは、3人の中で最も作品数が多い王道画家のラファエロです。その額面は歴代最高額の50万リレ(約4万円)と圧倒的でした。

 

イタリア50万リレ紙幣(ラファエロ)

ラファエロ(1483-1520)「アテナイの学堂」

 

ラファエロに次ぐ高額紙幣(10万リレ)に採用されていたのが、ごぞんじボッティチェッリです。
残念ながら本人の肖像ではなく、絵画「プリマヴェーラ」の女神の顏でした。

 

イタリア10万リレ紙幣(ボッティチェッリのプリマヴェーラ)

ボッティチェッリ(1445-1510)「プリマヴェーラ」

 

イタリアのルネサンス期には他にも有名画家が多数存在しています。
高額紙幣から順番に紹介すると、2万リレ紙幣にはティツィアーノが登場しています。

 

イタリア2万リレ紙幣(ティツィアーノ)

ティツィアーノ(1488?-1576)「聖なる愛と俗なる愛」

 

1万リレ紙幣に選ばれたのは、同じくルネサンス画家のカスターニョでした。

 

イタリア1万リレ紙幣(カスターニョ)

カスターニョ(1421?-1457)「男の肖像」

 

そして、5000リレ紙幣に採用されたメッシーナです。
カスターニョやメッシーナはイタリアではよく知られた画家ですが、日本での知名度はいかがでしょうか?

 

イタリア5000リレ紙幣(メッシーナ)

メッシーナ(1430?-1479)「男の肖像」

 

以上、ルネサンス期から7人の画家が選ばれていますが、その後のバロック期からも2人の画家が選ばれています。1人目は、みなさんもよくご存じのカラヴァッジオです。短気な性格で生涯に2度の殺人を犯したカラヴァッジオを使うことには反対意見もあったそうですが、芸術家としての功績は圧倒的で最終的に登板が決まりました。カラヴァッジオの波乱万丈の人生は、映画『カラヴァッジョ 天才画家の光と影』で観ることができます。

 

イタリア10万リレ紙幣(カラヴァッジオ)

カラヴァッジオ(1571-1610)「果物籠」

 

それから、画家としてよりも彫刻家として知られているベルニーニです。

 

イタリア5万リレ紙幣(ベルニーニ)

ベルニーニ(1598-1680)「自画像」

 

以上、9人を選んだイタリアが、紙幣における画家占有率では世界一でした。さすがにルネサンスの本場は違いますね。なお、現在のイタリアは統一通貨のユーロに切り替わっていて、これらのリレ紙幣はもう使われていません。そしてユーロ紙幣はナショナリズムを刺激しないように、共通のヨーロッパ文化としてゴシック様式やバロック様式などの架空の建築物を図案に採用しています。しかし、ユーロは紙幣こそ共通ですが、硬貨は各国で独自に鋳造しています。そのためイタリアのユーロ硬貨には、ラファエロの「ダンテ」や、ダ・ヴィンチの「人体図」、ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」などがデザインされています。素敵ですね。

 


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