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スペシャルコンテンツ

翠波画廊の歩み

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翠波画廊の歩み

美術商への道のり

故郷四国の秀峰「翠波峯」

私は、四国の愛媛県に生まれました。子供の頃からモノ作りが好きだったので多摩美術大学の彫刻科に進学しました。
地元で事業をしていた父は、いずれ自分の会社を継がせたいという想いを持っていたので進学については意見することもなく私の意思を尊重してくれました。
大学生活も終わりに近づいてくるなかで、卒業後の進路を決めなければいけない時期がきました。本来、美術大学というのはアーティストになりたくて入学する人が多いのですが、私は卒業してアーティストを目指す自分をイメージできませんでした。
かといって父の仕事を継ぐことも、アートと関連のない職業につくというのも考えることができません。いろんな仕事をイメージし探していく中で画商という仕事に興味を持つようになりました。

百貨店の美術ギャラリー

就職活動を経て、私が入社した会社はフランスの近代、現代の画家の作品を、百貨店を通して販売する会社でした。私は、そこでいくつかの百貨店を担当させられました。
仕事をしていく中でいろいろなお客様との出会いがありました。
絵を買われるお客様は基本的に富裕層の方です。若い頃に就いた初めての仕事が、富裕層のお客様をお相手する仕事だったことは今思い返しても幸運でした。
会社経営者やお医者様とのお付き合いからは学ぶべきことか非常に多く、その後の自分の成長にとても役に立ちました。

独立、そして翠波画廊のはじまり

オープン当時の画廊

務めていた会社を1989年に退職後、1990年に株式会社ブリュッケを立ち上げます。
当初は小さな事務所を拠点に、百貨店との取引を中心に事業を行っておりました。
その後取引先百貨店も増え、事業も順調に進み人員も増えていき、事務所も手狭になってきました。
仕事が増えるに従い、いつの間にか在庫作品の数も増えていきました。百貨店での展示会がない時はどうしても在庫作品が倉庫に寝てしまいます。作品を寝かすことなく展示できれば販売の機会も増えます。
そんなことから2001年に事務所の移転とともに現在の東京の京橋に、故郷の四国の秀峰から名付けた「翠波画廊」をオープンしました。

年を重ねるにつれ、画廊を尋ねてくださるお客様も徐々に増え、翠波画廊の知名度も上がってきたように思います。
翠波画廊をオープンするにあたっては、より本物の絵画をお客様に楽しんでいただきたいと考え、美術史に名を残すピカソや藤田嗣治、ユトリロなど巨匠の油彩や肉筆作品の取り扱いを増やしました。
また、物故巨匠の作品だけでなくフランスを代表する風景画家ギィ・デサップ、オランダ出身のハンス・イヌメや、最近ではセネガル出身のドウツなど、現在ヨーロッパで活躍する画家たちを日本で紹介するための活動にも力を入れています。
そんなかいもあって、今では翠波画廊も多くのお客様にご愛顧いただいております。

オープン当時は今の半分くらいの画廊スペースでした

ギィ・デサップ来日展の様子

2019年にはハンス・イヌメを招いてワークショップを開催

翠波画廊のお客様の思い出

ローランサンの絵画(エピソードの作品とは異なります)

これまで多くのお客様に、様々な絵をお求めいただいてきました。
そんな中、私が対応させていただいたお客様で、画商の仕事の意義を教えられた想い出の話をさせていただきます。

あるご年配のご婦人のお客様の想い出です。
来店されたそのお客様は入店早々「ローランサンの絵はありますか」と尋ねられました。
「ローランサンをお探しなのですね」と言うと
「ええ、孫に買ってやろうと思って」とおっしゃいます。
「今日は、お孫さんご一緒じゃないのですね」と聞くと「孫は生まれたばかり赤ちゃんですのよ」とおっしゃられます。
お聞きすると、「嫁いだ娘に女の子が生まれたので、ひな人形を買ってやろうかとも考えたのだけど、娘はマンション住まいで、雛人形を飾るスペースもないし、雛人形は出し入れも大変でしょ。だから孫娘には雛人形の代わりにローランサンの絵を持たせてやろうと思って」また「孫より私のほうが先にあの世に行くでしょ、好きなローランサンの絵を持たせてやれば、私が先にあの世に行ってもそのローランサンの絵を見て私のことを思い出してくれるといいでしょ。それにローランサンの絵が身近にあって絵の好きな子になってくれるといいなと思ってね」とおっしゃるのです。
絵をお客様のもとへとお届けする画商という仕事の意義を再確認することとなった出来事でした。

本物の芸術作品は鑑賞して楽しむだけでなく、絵そのものにひとの想いを託して受け継いでいけるものであることを、翠波画廊の「いつまでも残る本物の一枚を」というコピーに託しています。
これからも、お客様へ絵のある日常の素晴らしさをお届けできる画廊になれるよう邁進してまいります。

代表紹介

高橋芳郎

講演歴・TV出演歴
2017年BS日テレ「ぶらぶら美術・博物館」出演
2019年KIT虎ノ門大学院主催セミナー「フェイク・アートは美術品か?」登壇、大手都市銀行など多数企業セミナー登壇
2020年NHK BSプレミアム「ダークサイドミステリー」出演
2021年 TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」出演
雑誌・WEB掲載
・時空旅人 別冊「大人が観たい印象派」(2019年9月22日発行)
インタビュー掲載
・時空旅人 別冊「BANKSY〜覆面アーティストの謎〜」(2020年10月1日発行)
インタビュー掲載
・幻冬舎 GOLD ONLIN
・創業手帳起業家 インタビュー
・男の隠れ家デジタル インタビュー

本の紹介

「値段」で読み解く 魅惑のフランス近代絵画

出版社:幻冬舎
美術商として過去30年、2万点を超える絵画を販売してきました。多くの画家やその作品を取り扱っていく中で、いかに人気のある画家であっても作品への評価は時代によって異なります。そこで本書では「値段」を切り口にした絵画の見方、絵画に値段の付く仕組みや、市場で評価される絵画の共通点、フランス絵画の魅力など絵画をより深く鑑賞できるよう解りやすく解説しました。

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アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」

出版社:サンライズパブリッシング
これからのビジネスにはアートシンキングが必要不可欠ということでビジネスにアート思考を取り入れるための本が多数出版されています。私は画商として「アート×ビジネス」を地で行くように生きてきました。たしかに今のビジネス環境を突破する鍵がアートにはあります。私自身のビジネス経験からアートの特質をビジネスに活かしてきた基本的な考え方と応用方法をまとめてみました。

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