アートコラム

モンマルトル、ノルヴァン街へのご招待

2019/11/05

モンマルトルで育ち、モンマルトルで生涯を終えた、生粋のパリジャンの画家をご存知ですか?
キュビズムやシュルレアリズムなど、多くの芸術運動が盛んであった時代を生きながら、一貫してパリの街並みを描き続け、その作品によって、若くして画家としての成功を収めながらも、その成功とは裏腹に、子供の頃からアルコール依存に悩まされ、精神病院への入退院を繰り返すという、悲劇に満ちた一生を送った画家。

 

その名もモーリス・ユトリロ。

 

エコール・ド・パリの画家たちの中で最も早く、大正末期には日本に紹介され、現在では、ポーラ美術館や大原美術館など国内の有名美術館にも所蔵されています。
2019年には、横浜美術館で開催の「オランジュリー美術館コレクション展」でも6点のまとまった作品が出品されており、その作品を目にしたことのある方も多いのではないでしょうか?

 

「モンマルトルのトゥレルのカフェ」
1911年 油彩 50x73cm

世界的に根強い人気を誇り、近代フランスを代表する画家として、現在でも変わらぬ人気を誇っていますが、ここ最近では油彩作品の入手は容易ではありません。1911年、ユトリロ28歳の時の「モンマルトルのトゥレルのカフェ」は、1990年にパリのオークションで730万フラン(約2億円)で落札され、これは2019年現在でも、ユトリロのオークションレコードとなっています。

 

版画作品はどうかというと、1920年代に数点制作されて以降、本格的に制作するのは戦後で、それから間もない1955年に亡くなってしまったため、わずかしか残されていません。日本でも人気の高い、ユトリロ作品は肉筆作品はもちろん、版画もなかなか手に入れるのが難しくなってきています。

 

このように、年を経てますます作品の入手が難しくなってきているユトリロ。
翠波画廊では、生前に制作された油彩や水彩、オリジナル版画、挿画本なども出来る限りコンディションの良い作品をご提案しているのはもちろんですが、エスタンプ(複製版画)の版元としての活動をしていることをご存知ですか?

 

エスタンプって何?

エスタンプときくと、安価なコピーのこと?と考えていらっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが、それは違います。翠波画廊のメールマガジンをご覧いただき、日頃からコラムやホームページ等で作品と触れ合ってくださっている方には「当然知っている」という話かもしれませんが、今回は、最近コラムを読み始めた方や、偶然コラムに辿り着いた方、そしてもちろんいつも読んでくださっている方、すべてに、読んで得する、ユトリロの価値あるエスタンプについてお伝えします。
画家の没後、原画をもとに版画として作られた複製版画をエスタンプと呼び、生前に制作されたオリジナル版画と区別しています。

 

翠波画廊では、ユトリロの著作権継承者、故ジャン・ファブリス氏の監修のもと、6作品のユトリロのエスタンプを制作してきました。どの作品も、ユトリロの複雑な色彩とマチエールの再現につとめ、大変好評をいただいてきました。

 

そしてこの度、7作品目となるユトリロのエスタンプ作品が誕生しました。

 

ユトリロ協会代表 エレーヌ・ブルノー氏初監修

ユトリロの思い入れが深い、モンマルトルのノルヴァン街が描かれた1939年頃の油彩の名品を、故ジャン・ファブリス氏の後継となる、ユトリロ協会現代表、エレーヌ・ブルノー氏が初監修し、原画の色彩やマチエールの再現に成功した質の高いリトグラフです。

 

■額装してお届け ■送料無料 ■30日間返品受付

お問い合わせはこちら

 

【作品の魅力 1】
初めての一枚としてもお勧め

誰が見ても、ユトリロの絵だと分かる本作は、ユトリロ作品のコレクターの方にも新作版画としてコレクションしていただきたい一枚ですが、初めて絵を買われる方にもお勧めしたい作品です。
初めての一枚だからこそ、インテリアアートではなく、有名美術館にも所蔵されているユトリロの絵をぜひお選びください。ゲストルームや、リビングに飾られると、観た方の目を惹き「ユトリロの絵を飾っているセンスのいいご家庭」という好印象を持っていただけます。飾る場所を選ばないサイズのため、気軽に飾って楽しんでいただけるのも魅力です。

 

【作品の魅力 2】
色彩の時代の逸品

現在のノルヴァン通り界隈

ユトリロは一貫してパリの風景を描き続けていますが、制作年代によって作風の変化があり、それぞれ時代ごとにその特徴を表す呼び名で分類されています。
本作が描かれた時代は「色彩の時代」(1920年~55年)と呼ばれ、ユトリロが経済的にも豊かになり、高価な絵具を使えるようになったため、赤や緑など鮮やかな色彩で穏やかな印象の絵を描いた時代です。本作もその時代の特徴がよく表れた色彩の豊かさがあり、明るい雰囲気が魅力となっています。

 

 

【作品の魅力 3】
ユトリロ協会代表 エレーヌ・ブルノー氏初監修

エレーヌ・ブルノー氏はユトリロ協会代表であり、ユトリロ鑑定の第一人者。翠波画廊では、これまでにも当社版元でユトリロのエスタンプ(複製版画)を制作してきましたが、エレーヌ氏に監修していただいた作品は本作が初めてとなります。
原画の色彩にこだわったエレーヌ氏の厳しい目と確かな感覚によって、完成までには細かな部分まで何度も確認が繰り返され、1939年頃に描かれた油彩「モンマルトル、ノルヴァン街」の複雑で鮮やかな色彩とマチエールが26版26色により再現されました。

左下マージンには、ユトリロ協会代表エレーヌ・ブルノー氏直筆サイン
右下マージンには、ユトリロ協会承認印、エディションナンバー、版元であるブリュッケのエンボス

モーリス・ユトリロ協会は、ユトリロ没後、1963年に未亡人リュシー・ヴァロール氏と、彼女を長年支援していたジャン・ファブリス氏により設立。鑑定家でもあったファブリス氏が2015年11月に亡くなってからは、ユトリロの著作権および鑑定業務はエレーヌ氏を代表とする協会が継承しています。
ユトリロの作品は世界的にも根強い人気を誇り、油彩作品の入手は容易ではありません。版画作品は、1920年代に数点制作していますが、本格的に制作するのは戦後以降であり、それから間もない1955年に亡くなってしまったため、わずかしか残されていません。
そんな中、作品の真正性と価値を守り、振興のために活動してきたユトリロ協会は、油彩の名品を元にした本作の制作意義に理解を示し、今回の版画制作を承認してくださいました。

 

 

ユトリロ作品のエキスパートの目を通し、現代の確かな技術により完成した、ユトリロの新たな一枚。
この機会を見逃さずに、ぜひお買い求めください。

 

 

■額装してお届け ■送料無料 ■30日間返品受付

お問い合わせはこちら

 

 

 

 

モーリス・ユトリロ
「モンマルトル、ノルヴァン街」

2019年 リトグラフ 限定200部 額寸:59.7×65.7㎝

 

税込 242,000円

 

 

「モンマルトル、ノルヴァン街」お問い合わせフォーム

tel 03-3561-1152
平日・土 10:00~18:00

は必須入力です

お問い合わせ内容(複数選択可)Consultation contact
(multiple choice alloweb)
購入を検討している興味があるので詳細を知りたい画廊で現品を見たい電話で質問したい
お名前Name【Required】
都道府県Country【Required】
電話番号Phone Number【Required】

※電話での営業はいたしませんのでご安心ください。
※メールが送れなかった際に連絡させていただきます。
メールアドレスEmail address【Required】

※半角英数でご記入ください。
メールアドレス(確認)Email address(check)【Required】

※半角英数でご記入ください。

※携帯、スマートフォンのメールアドレスに返信ご希望の方は、当画廊(info@suiha.co.jp)のメールアドレスからのメールを受信可能な状態にしていただきますようお願い致します。
※メールでお問い合わせいただいた方には、今後、翠波画廊展覧会や新入荷作品などのご案内をさせていただきます。

プライバシーポリシー >

その他、質問等ございましたら
ご記入ください。Other question

 

ユトリロ作品は他にもございます。作品一覧をご覧ください。

 

ユトリロ作品一覧はこちら >>

 

 


 

翠波画廊代表・髙橋 2作目はアートで学ぶビジネス

未来のビジネスに必要なアートの力、気になりませんか?
画廊経営歴30年だからこそ語れる、アートで学ぶビジネスのヒントをご紹介。

 

アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」

 

単行本:251ページ
出版社:サンライズパブリッシング
著者:髙橋芳郎

 

価格:1,500円(税別)
amazon等ネットでもご購入いただけます。

 

amazonページはこちら >>

 

翠波画廊でも発売中! ※通常配送料無料

 

 


芸術はよくわからない、アートは難しいなどと思っていませんか?

絵画の価格はどうやって決まるのか、画商の視点でわかりやすく解説。
読後はアートを身近に感じて美術館に行ってみたくなるはずです。

 

「値段」で読み解く 魅惑のフランス近代絵画

 

単行本:302ページ
出版社:幻冬舎
著者:髙橋芳郎

 

価格:1,400円(税別)
全国有名書店、amazonでもご購入いただけます

 

amazonページはこちら >>

 

翠波画廊でも発売中! ※通常配送料無料

新聞、雑誌でも紹介されました!

「サンデー毎日」

本とのふとした出会いで幼いころの自分を思い出す
幼いころ、絵画鑑賞が趣味だった母に連れられて、よく展覧会を訪れた。・・・

「週刊文春」

銀座で二十六年、近代絵画の作品を扱ってきた画廊オーナーが、「値段」を切り口に絵画の見方を提案。作品の価格は画家の人生の起伏をも表す。

「月間アートコレクターズ」

世に美術市場を扱った書は数あるが、印象的なタイトルと装丁家として日本を代表する鈴木成一の手になる雰囲気ある装丁の本書は、翠波画廊を構える髙橋氏の書き下ろし。・・・

「北日本新聞」

セザンヌ、モネ、ルノワールやゴッホ、ピカソ、シャガールら近代美術の巨匠たちの絵の値段について考えたことはあるだろうか。・・・

 


無料進呈中! 絵画購入で失敗しないための
「絵画の買い方・楽しみ方」テキスト

・絵を初めて買ってみようとお考えの方
・絵画コレクションをより充実させたい方

 

絵画購入の前に、疑問や不安を解決しませんか?

 

カタログ請求はこちら

 

 

絵画購入をご検討でしたら、 翠波画廊にご相談ください。

~ 私たちにできること ~

1. 絵画購入のご相談

絵画購入について、ご質問やご不安なことはお気軽に翠波画廊にご相談ください。お支払いは、クレジットカード・お振込み・代引きなどからお選びいただけ、さらには10回分割無金利のサービスもございます。30日以内の返品保証があるので、初めての方も安心。作品はすべて額装でお届けし、配送時の保険・送料は私たちが負担させていただきます。

 

2. お部屋に合わせた絵画のご提案

「この部屋のこの場所にあう絵を探している」そんなご相談も承ります。サイズやお部屋の雰囲気、ご予算のご希望などお知らせください。1,000点以上の豊富な在庫作品から、あなたのお部屋にぴったりの1枚をご提案させていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください。

 

3. 絵画を使った節税対策

2015年度から美術品に関する税制が変わり、取得価額が100万円未満の美術品が償却資産に出来るようになりました。経費での絵画購入をご検討の場合は、まずは翠波画廊にご相談ください。購入後の流れ、売却なども視野に入れた具体的な内容をアドバイスします。

 

 

お電話、メールでもお気軽にお問い合わせください。

TEL:03-3561-1152(平日土/10:00~18:00)

メール:info@suiha.co.jp

 

 

コラム一覧に戻る