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絵画の技法

油彩画(油絵)


ビュッフェ「花瓶にダリア」
油彩
油絵の具を使用した絵画技法で主にキャンバス(麻や綿の画布を木枠に張ったもの)に描かれる。
油絵の具の顔料は岩石や鉱物などの粉で、それを溶く油には亜麻仁油などが用いられる。
発色は鮮やかで表現や重ね塗りによる重厚な表現ができるのが特徴。
15世紀のフランドル地方でヤン・ファン・エイク兄弟が完成させた。
油彩画は絵の具の乾燥に時間がかかるが、透明感があり、より豊かな色調表現が可能だったので、ヨーロッパでは当時主流であった顔料に卵を混ぜて描くテンペラ画にとって代わり、絵画の主流をなす技法となった。
日本で本格的に導入されたのは開国後の明治初期である。

日本画


清見佳奈子「添う花」
日本画

伝統的な日本の画法を用いて描かれた絵画のことで、岩絵の具や水絵の具を膠(にかわ)や水で溶いて絹地や紙に描く。
明治以降西洋から輸入された油絵(洋画)に対して作られた用語であるが、材料・技法等が複雑多用になっている現代美術においては、明確な区別がつけにくくもなっている。

水彩画


ローランサン
「真珠の髪飾りとネックレスの
少女」水彩

水で溶かして用いる絵具(水彩絵具=顔料とアラビアゴムを練り合わせたもの)で描いた絵。
水彩絵具の特色は透明感であり、明るい色を表現する場合は水で薄めるだけで、薄い絵具の層を通じて画用紙その他の支持体面から光が多く反射して明るく見える。
18〜19世紀初頭のイギリスで大きく発展し、特にターナーは油彩にも劣らない色彩の明るさ鮮やかさの表現を作り上げた。

版画


シャガール「旅まわりの
サーカス」 リトグラフ(石版画)
版画とは版材に顔料をのせることのできる部分を作り、支持体(一般的に紙)をのせて上から圧力をかけて版上の顔料を写し取るという方法によって創り出されるが、その時使用される版材の種類や製版の方法によってさまざまな呼び名が付けられている。
大きく分類すれば、凸版、凹版、平版、孔版の4つに分類できます。凸版には木版やリノカット、凹版は様々な銅版画、平版は石版画(リトグラフ)、孔版にはシルクスクリーンなどがある。

デッサン・素描


藤田嗣治「祈る少女」
鉛筆・紙
主にペンや鉛筆、木炭などで対象を描く習作を指し、油彩などを用いて念入りに描く完成品(=タブロー)と区別される。
「デッサン」とはフランス語のdessinに由来し、英語ではdrawing(ドローイング)がよく似た意味をもつ。
20世紀初頭にはロダンやセザンヌが即興的な線描で直感的な印象を表現し、下絵から独立した価値をもつ無彩色の即興画/完成品として鑑賞されるようになった。


 

 

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