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Vol.14 絵画と資産運用 その9 アメリカ人の資産運用2

前回はアメリカの典型的サラリーマンの資産運用は確定拠出年金401Kに加入して、資産運用アドバイザーにまかせる方式がほとんどだというお話をさしあげました。
今回は50歳代の友人の具体例をお話しします。

友人は401Kを90年代初めころから開始して、運用はアドバイザーのほぼ言いなりでした。
3カ月ごとに送られてくる運用報告書の何年分かを見せてもらうと、驚いたことに非常に成績が良いのです。
すでに20年ほどの実績がありますが、年率に換算すると8%程度の利回りになっていました。
報告書には加入以来の成績が記載されていますので、いつ頃がよくていつ頃が悪いのかも一目瞭然です。

ちなみに8%の複利で20年間運用すると100万円が466万円になります。
私の著書にはちょうど似たような実績値が載っているのですがそれを含めて20年間の成績を比較してみましょう。

・Aさんの401K  100 ⇒ 466

著書の数字(1990年から2010年までの20年間)

・米国債20年物   100 ⇒ 489

・S&P500、20年間  100 ⇒ 373

・日経平均株価   100 ⇒  26

Aさんの成績は4.89倍になった米国債よりは若干劣るものの、アメリカの平均株価であるS&P500種の成績よりも株式運用の成績がよいため上をいっています。
ここで多分みなさんは米国債の20年の実績がとてもよいことに驚かれたと思います。当時の金利は高かったため買ったままにしておいてもこうした成績になっています。
日経平均はバブルの頂点からの開始のため、悲惨な成績です。

ではAさんの具体的な運用の中身を見てみます。
およそ以下の様なファンドに3分の1ずつ投資していました。

・ ハイテク成長株投信

・ 優良大型株投信

・ 債券投信(危険なハイイールド債券投信は組み入れなし)

それぞれの成績ですが、2001年のハイテクバブル崩壊の時にハイテク成長株投信の成績が悪化しました。それとリーマンショック時には優良大型株投信を含む株式投信全体の成績が悪化しています。
しかしその2つの時期には債券投信がかなり良好な成績を残し株式投信の悪化を中和しています。
全体はその2つの時期を除けば、ほぼ毎年プラスを保っていて、20%を超えた年も何年かありました。
私も驚くほどの良好な成績です。

Aさんの直近のポートフォリオは株式型と債券型比率がほぼ半々いなっていますが、この1年の成績も大変良好です。株式市場は最高値を更新していますし、金利も低下気味なので、当然と言えば当然です。

90年代初めから現在までもし日本で日本株と債券の投信に分散投資していたら、株式投信はかなりひどいパフォーマンスのため、全体でもやっとプラスになるかならないか程度の成績だったと思われます。

次回はこうした傾向が今後も続き、Aさんは果たしてサンタフェでアートへの投資を楽しんでいる方々のような幸せなリタイア生活を送れるかを見通してみたいと思います。

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